◆宮城県

◆仙台七夕まつり

 「仙台七夕まつり」は、仙台市中心部を七夕飾りが彩る「紙と竹」の優美な祭典。七夕行事は藩祖・伊達政宗公の時代から行われていたといわれる。昭和3年からは飾りつけを競い合うイベントとなり、現在も七夕祭りとして日本一のスケールを誇る。

 七夕は一般的に7月7日の行事として知られるが、仙台七夕まつりは中暦に合わせて8月に開催。仙台駅前から中央通り、一番町通りのアーケード街は各商店会が手作りした豪華絢爛な竹飾りで華やぎ、審査会も開催。

 中心部だけではなく、周辺地域の商店街の素朴な七夕飾りも懐古的な趣があり、人々の目を楽しませてくれる。

開催日:2024年8月6日(火)~8日(木)

仙台七夕まつり(せんだいたなばたまつり)

所在地 宮城県仙台市中心部および周辺の地域商店街
https://www.sendaitanabata.com/

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◆岩手県

◆厳美渓

「厳美渓」は名峰・栗駒山から流れる磐井川の浸食によってできた渓谷。約2キロメートルにわたり奇岩、甌(おう)穴、滝、深渕が連なる変化に富んだ渓谷で、国の名勝および天然記念物に指定されている。

 渓谷を流れる水流は翡翠色の輝きを見せ、深い緑に覆われた岩盤の景色はため息が出るほど美しい。渓谷沿いには往復45分ほどの散策路が設けられ、清流のせせらぎを耳にしながら大自然を満喫できる。

 また、散策路の途中にある吊り橋「御覧場橋」からは、上流の荒々しい流れと下流のゆったりとした流れの両方が見られ、この不思議な光景は見る人を驚かせる。

 歩き疲れたら、名物のだんごを食べながら一服したい。

厳美渓(げんびけい)

所在地 岩手県一関市厳美町字滝の上地内
https://www.ichitabi.jp/feature/special/genbi/index.html

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◆青森県

◆尻屋埼灯台

 本州最北東端の岬「尻屋崎」に建つ「尻屋埼灯台」は、高さ約33メートルの日本一高いレンガ造りの灯台。国の登録有形文化財や重要文化財のほか、「近代化産業遺産」「土木学会選奨土木遺産」「日本の灯台50選」「恋する灯台」などに選ばれている。

 毎年4月~11月は中に入ることができ、128段のらせん階段で登った先にある展望台から、青く澄んだ津軽海峡と太平洋を一望できる。登ることのできる灯台は全国的にも数が少なく、貴重な体験だ。

 尻屋崎国定公園内では、県の天然記念物である寒立馬が広い柵の中に周年放牧されており、厩舎を持たず、自然の中で生きる逞しい姿を観察することができる。

観覧期間:4月~11月

尻屋埼灯台(しりやさきとうだい)

所在地 青森県東通村
https://aomori-tourism.com/spot/detail_45.html

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◆北海道

◆美幌峠

 自然美に恵まれた美幌町と弟子屈町の境に位置する「美幌峠」。頂上付近の標高525メートルの位置には展望台が設置され、「天下の絶景」と称される大パノラマを一望できる。

 展望台からは中島がぽっかりと浮かぶ屈斜路湖や、晴天時には硫黄山や斜里岳、十勝岳まで眺望できる。また気象条件が合えば、早朝に雲海に出会えることも。

 壮麗な景色の数々が評判で、毎年多くの観光客が訪れる。

美幌峠(びほろとうげ)

所在地 北海道美幌町字古梅
https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_10398.html

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