日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。

 今回は、北海道・東北エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。GWのお出かけの参考に、来年の春旅の参考に。美しい絶景を写真で振り返るのもおすすめです。

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
※過去掲載記事の内容を2025年版にアップデートし、再公開しています。

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◆北海道

◆浦臼神社

 札幌市・旭川市の二大都市のほぼ中間地点に位置する自然豊かな浦臼町。森の中に、ひっそりとたたずむのが、開拓期に落成した無人の神社、浦臼神社だ。

 エゾリスや野鳥が生息し、地面一面に広がる青いエゾエンゴサクや赤紫色のカタクリの花の中にいる様子は、まるで絵本の世界。

 エゾリスは朝食の木の実を探しに境内にやって来るので、早朝に訪れるのがおすすめ。動物のいない時間帯でも、色鮮やかな花の絨毯や山ざくらと鳥居の風景は、一見の価値あり。

浦臼神社(うらうすじんじゃ)

所在地 北海道樺戸郡浦臼町黄臼内186-90
https://www.town.urausu.hokkaido.jp/kankou/spot/spot01.html

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◆青森県

◆弘前公園の春陽橋

 弘前公園の西濠を隔てる春陽橋は城内でも最長の橋であり、西濠に沿った桜並木は「桜のトンネル」と言われ、桜が咲く時期は多くの観光客で賑わい、満開時には、水鏡に映った桜の絶景を楽しめる人気スポット。

 弘前さくらまつりは、毎年約200万人がお花見を楽しむ日本屈指の桜祭り。ひとつの花芽からいくつもの花が咲き、もこもこと迫力のある花付きが特徴とされる弘前の桜。爛漫と咲き誇る弘前の桜を眺めて、春を堪能してみては。

弘前さくらまつり

開催期間:2025年4月16日(水)~5月5日(月・祝)

弘前公園の春陽橋 (ひろさきこうえんのしゅんようばし)

所在地 青森県弘前市大字下白銀町1
https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_spring_sakura

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◆岩手県

◆五郎沼の桜

 平泉・藤原氏初代清衡の孫、樋爪太郎俊衡が建立した樋爪館跡の南にある五郎沼。

 沼のほとりに植えられた桜が水面に映る様子は、辺り一面をピンク色に染め上げ、訪れた人を魅了する。

 7月には駐車場隣の蓮池で、中尊寺で泰衡の首桶から見つかった種を復活させた古代蓮(中尊寺ハス)が美しい花を咲かせる。

 沼を一周する約1キロの散策コースでは、五郎沼経塚跡や指定文化財の箱清水石卒都婆群などを巡ることもできる。

五郎沼の桜(ごろうぬまのさくら)

所在地 岩手県紫波郡紫波町南日詰字箱清水
https://iwatetabi.jp/spots/5715/

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2025.04.12(土)
文=CREA編集部