特製タレや地酒を用いたユニークなマカロン

◆マカロン1個 100~120元

 新竹郊外の竹北に旗艦店がある人気洋菓子店「MANO MANO」。カラフルなマカロンは「或者安醬」シリーズのオイル漬けやサルサソース、さらに地酒を使用しています。

 レモングラス風味のガナッシュと「東太陽製酒」の馬告酒で作ったレモンソースを組み合わせた餡、東方美人茶味のクリームに「鴻興製酒」のレモン酒で作ったゼリーを加えた餡、さらに「虎尾釀」のウイスキー風味のクリームに紫蘇梅を入れた餡、「恆器製酒」の台湾産巨峰で作ったグラッパにドライイチジクを加えた餡などが入っています。

 なお、冷蔵では2週間、冷凍では1ヶ月保存可能です。

個性的なパッケージが目を引く新竹名物のビーフン

◆佛祖牌米粉 140元

 新竹は強い風が吹き付ける、ビーフンを乾燥させるのに適した土地。そのため、ビーフンの産地として広く知られています。或者新州屋ではさまざまなブランドのビーフンを扱っています。

 なかでもインパクトが強いパッケージなのが、「佛祖牌」のビーフン。ここは100年の歴史をもつ老舗で、良質な在来米100%を使用し、昔ながらの作り方を遵守しています。料理好きな方へのお土産に喜ばれること間違いありません。

テキスタイルブランド「減簡手制」とのコラボ商品

◆手提げバッグ 780元
◆ボックスティッシュのカバー 690元
◆ティータオル 350元

 以前、当連載でも紹介したテキスタイルブランド「減簡手制」とのコラボ商品もあります。

 「減簡手制」の特色は、昔ながらの家並みや廃屋などの「都市の表情」から得たインスピレーションを幾何学模様や線で表現していること。こちらの商品も「或者新州屋」の建物の特色ある丸い窓と四角い窓をモチーフに、スタイリッシュなデザインに仕上げています。日常生活で使いやすい柄なのがうれしいところです。

或者新州屋(フオザーシンツォウウー)

所在地 新竹市東前街16號
営業時間 11:00~22:00
1Fの<MANO MANO>と4Fは20:00まで
2Fは12:30~16:30(食事提供はなく、アフタヌーンティーのみ)、17:30~22:00
定休日 月・火曜
アクセス 在来線・台鐵新竹駅から徒歩約8分
台北から新竹まで在来線・台鐵を利用する場合は、自強號で約1時間10分
高鐵を利用する場合は台北駅から新竹駅までは所要約30分、新竹駅で台鐵・六家線に乗り換え、六家駅から台鐵・新竹駅までは約20分

『bunshun trip e-guideときめく台湾みやげ』

CREA WEBの人気連載が電子書籍に! 台湾茶にパイナップルケーキ、自然派コスメにかわいい雑貨まで。買いもの天国の台湾だからこそ、おみやげはセンスのいいお店で選びたいもの。そこで、台湾在住20年のコーディネーター&ライターが台北のとっておきの「アイテム×ショップ」リストをご紹介します。これさえあれば台湾みやげは完璧です!

著 片倉真理 Kindle版(電子書籍)
500円(税込) ※電子書店によって異なる場合あり
文藝春秋
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片倉真理(かたくら まり)

台湾在住ライター。1999年から台湾に暮らし、台湾に関するガイドブックや書籍の執筆、製作に携わる。そのほか、機内誌への寄稿や女性誌のコーディネートなども手がけている。


著書に『台湾探見 Discover Taiwan-ちょっぴりディープに台湾体験』(ウェッジ)のほか、共著に『台湾旅人地図帳』(ウェッジ)や、『食べる指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)、『台湾で日帰り旅 鉄道に乗って人気の街へ』(JTBパブリッシング)など。最新刊は2023年5月刊行の『悠遊台湾2023-2024』。雑誌『&Premium』の連載「&Taiei」(マガジンハウス)は丸5年を迎える。

Column

片倉真理のときめく台湾土産

台湾を旅する楽しみのひとつが、お買いもの。大切な人へ、もしくは自分へのお土産に何を買おうかと悩むのも、楽しいものです。そこで台湾在住約20年の著者が、進化を続ける台湾のおしゃれでヘルシー、かわいいお土産をベストセレクト!

2024.05.10(金)
文・撮影=片倉真理