この記事の連載

 海外コスメが続々日本へ上陸するということは、すなわち逆も同じ。海外ではいま、日本の美容が J-Beauty として注目を浴びているのだ。みるみる切り拓かれる新しい美容の地平から、目が離せない。(前後篇の後篇前篇を読む


#1 日本のお家芸、化粧下地が今とんでもないことになっている

 もともと欧米には化粧下地という概念はなく、コレ極めてアジア的なアイテム。

 そこまで執拗に丁寧に化粧するのはアジア人だけ? でも今や世界的に主軸アイテムになりつつあり、日本の化粧下地はそれだけで肌が出来上がってしまうほどの美肌効果を備えることに。

 メイクの上に塗ってもOKのフィット感で、いっそファンデの後に化粧下地を塗る人もいるほど、均一で艶めく肌が出来上がる。このこだわりが数々の傑作を産んだのだ。

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2024.11.01(金)
文=齋藤 薫(美容ジャーナリスト)
写真=平松市聖

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。