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知られざる隠れスポット“ご利益デパート”を参拝

西境内は、本堂を正面に見て左側に位置。
西境内は、本堂を正面に見て左側に位置。
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　本堂から出て向かった西境内は、この一角だけで20ものご利益があるスポットで、人呼んで“ご利益デパート”。こちらも初めて足を運んだ場所で、こんなにたくさんの地蔵尊や神様が祀られていることを、このツアーに参加しなかったら知らないままだったと思います。

　なかには、ひとつの願いだけならかなえてくれる一言不動尊や、具体的な期限を設けて祈る日限地蔵尊といった興味深いものも。

子育地蔵尊、商徳地蔵尊、出世地蔵尊など、少し見回すだけでもたくさん祀られている。誰でも自分に当てはまるものがあるはず。
子育地蔵尊、商徳地蔵尊、出世地蔵尊など、少し見回すだけでもたくさん祀られている。誰でも自分に当てはまるものがあるはず。
お金のご利益のイメージがある弁財天は、琵琶を持っていることから音楽によいとされ、そこから芸事にもご利益があるとされているそう。「ライター業にもおすすめです」とのことで、しっかりとお参り。
お金のご利益のイメージがある弁財天は、琵琶を持っていることから音楽によいとされ、そこから芸事にもご利益があるとされているそう。「ライター業にもおすすめです」とのことで、しっかりとお参り。

OMOレンジャーの案内で新発見が続々！

宝蔵門は江戸城からの鬼門に位置し、大わらじが厄除けの役割を担う。
宝蔵門は江戸城からの鬼門に位置し、大わらじが厄除けの役割を担う。

　宝蔵門の大わらじのもとでいろいろなエピソードを聞きましたが、普段は雷門をくぐり抜けて仲見世を通り、宝蔵門の仁王像を見て本堂へ向かうため、大わらじがあることにすら気づいていませんでした。ツアーの最中に新発見がたくさんあって、驚きの連続です。

　なお、大わらじから小さなわらじが繋がっており、健脚のご利益があるそう。手が届くところにあるので、触れてみるといいかもしれません。

早朝のため、シャッターが下りている仲見世。閉まっていても観光客を楽しませられるようにと、シャッターには白鷺の舞や三社祭、ほおずき市など浅草寺に関わる行事などが描かれている。
早朝のため、シャッターが下りている仲見世。閉まっていても観光客を楽しませられるようにと、シャッターには白鷺の舞や三社祭、ほおずき市など浅草寺に関わる行事などが描かれている。
仲見世にある人形焼と雷おこしの店「三鳩堂」の人形焼。観光客のために早朝から開けている日もあるそうで、挨拶をした後、なんと全員におすそ分けをしてくれた。OMOレンジャーとご近所さんのつながりの強さや、浅草っ子の粋を随所で感じられる。
仲見世にある人形焼と雷おこしの店「三鳩堂」の人形焼。観光客のために早朝から開けている日もあるそうで、挨拶をした後、なんと全員におすそ分けをしてくれた。OMOレンジャーとご近所さんのつながりの強さや、浅草っ子の粋を随所で感じられる。
観光地としてだけではない、知られざる浅草の一面に触れるひとときに。
観光地としてだけではない、知られざる浅草の一面に触れるひとときに。

　ガイドツアーは、雷門まで行って終了。雷門は通称で、風雷神門が正式名称なのだそう。雷門で解散した後はそのまま観光に出かける、朝食をお店で食べる、ホテルに帰るなど、思い思いに過ごせます。浅草寺や浅草神社と街の人との繋がりを知り、浅草っ子ならではの粋を感じる時間となりました。

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2024.04.18(木)
文＝鈴木 希
撮影＝榎本麻美

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