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 浅草寺を中心とした門前町として江戸時代に発展し、新しいものと古いものが交ざり合い、今なお江戸情緒と下町文化を感じられる浅草。日本有数の観光地として賑わうこの街の中心地に建つ「OMO3浅草(おも) by 星野リゾート」に、CREAライターの鈴木希が1泊2日で訪れました。


浅草寺と東京スカイツリー(R)を一望できる絶好のロケーション

 浅草駅から徒歩約4分、浅草寺から徒歩約1分という街ナカに位置するOMO3浅草。「粋だねぇ、浅草上手」をコンセプトにしているこちらでは、街を歩きつくしたスタッフが、浅草を心底満喫するノウハウを提案してくれます。浅草には何度か足を運んだことがありましたが、これまで知らなかった新たな魅力にたくさん触れる滞在となりました。

 まず驚いたのが、館内の至るところから浅草寺や東京スカイツリー(R)を間近に望めること。なかでも最上階の「OMOベース」からの見晴らしは抜群! 1階フロントでチェックイン後、エレベーターで13階へ上がると圧巻の景色が出迎えてくれます。西側には、目と鼻の先の距離に浅草寺があり、参拝の人々で賑わう様子を感じられるほど。上空から浅草寺を一望するのは初めてで、唯一無二の風景に目が釘づけに。

 東側では、東京スカイツリー(R)を眺めることができます。夜はライトアップされた東京スカイツリー(R)の天辺まで望む特等席に。インテリアは、浅草が職人の街であることから着想を得てレザーやアイアンを用い、木の質感を見せるなどクラフト感を大切に設えられており、照明や景色と相まっていっそうムード満点の空間になっていました。

 また、全席電源付きのOMOベースでは携帯を充電しながらのんびりお茶をしたり、チェックアウト後に仕事をしたり、爽やかな日射しの中で朝食を食べたりすることも可能です。

気分は噺家。個性的なコンセプトルームほか全98室の快適な客室

 滞在スタイルに合わせて8タイプから選べる全98室の客室は、全室、靴を脱いでくつろげるのがポイント。今回は、OMO3浅草オリジナルのコンセプトルーム「寄席ツインルーム」に宿泊しました。

 寄席ツインルームはその名の通り、浅草の笑いのシンボル「寄席」から着想したデザインとなっており、赤いカーペットや高座のような紫の座布団が印象的。“高座に上がった噺家のように、旅の思い出を話したくなる客室”というのも納得です。障子や行灯を模した照明などが備わる落ち着いた和の雰囲気の中、リラックスして過ごせました。

 さらにゆったりと過ごしたいなら、浅草寺の借景を楽しめる「デラックスツインルーム」がおすすめです。広々としたソファスペースが備わっているため、ソファに腰掛けながら、刻々と表情を変える浅草寺の姿を満喫できます。

 OMO3浅草の客室はシャワールームが基本ですが、デラックスツインルームはバスタブ付きという点も魅力。観光で歩き回った後に、お湯に浸かって疲れを癒せそう。

2024.04.18(木)
文=鈴木 希
撮影=榎本麻美