この記事の連載
- 「OMO5熊本」前篇
- 「OMO5熊本」後篇
- 「OMO3浅草」前篇
- 「OMO3浅草」後篇
“新しいもの好き”と言われる熊本の人々のこだわりが詰まったお店が並ぶ活気あふれる街を、ディープに楽しむ滞在なら「OMO5熊本」。1泊2日で訪れたCREAライターの鈴木希が、その魅力をレポートします。
ご近所マップやアート、書籍などが並ぶ、心ときめく館内
熊本で“マチ”と言えば、街の中心部にあるメインストリート「下通・上通商店街」のこと。OMO5熊本はそんなマチの中心に位置し、阿蘇くまもと空港からもバスで1本の好アクセス。バス停「通町筋」で下車して徒歩1分、迷うことなくすぐに到着しました。バス停からホテルまではほとんど屋根付きの歩道なので、雨でも濡れる心配がありません。
地元のアーティストが手掛けるアートで彩られたおしゃれな雰囲気の館内で、ひときわ目を引くのが「ご近所マップ」。ホテルから500m圏内、徒歩7分以内で行けるエリアを中心に、ガイドブックには載っていない情報が詰まっています。スタッフが実際に足を運んで見つけてきたお店ばかりで、情報を仕入れてはアップデートしていくのだとか。
さすが、新しく楽しいものに常にアンテナを張る人が集うマチの中心地。周囲にはカフェやレストラン、バー、本屋に雑貨店など魅力的なショップがたくさん集まっていて、滞在中、どこに行こうか期待感でいっぱいに。
併設のカフェメニューも楽しめる OMOベースでほっとひと息
同じく3階に広がっているのは、街歩きの拠点となるOMOベース。全面ガラス窓の開放感あふれる空間と、熊本城を望む「凸凹(でこぼこ)テラス」が素敵です。熊本城や街並みを眺めながら街歩きの計画をしたり、併設の「OMOカフェ」のメニューを味わったり。思い思いの時間を過ごせるようになっていて、まずはテラスでのんびりくつろぐことにしました。
OMOカフェでは、熊本を代表する食材から着想を得たフードやスイーツ、ソフトドリンク、アルコールなどをラインナップ。ここでしか味わえないオリジナルドリンクにも、それぞれ名産品である柑橘類やトマトなどが使われています。
「ばんかん緑茶ソーダ」は、晩柑のジュースに緑茶シロップとトニックウォーターが合わさったすっきりとした味わい。クラフトコーラを用いた「デコポン®スパイスエード」は、スパイシーな香りと混ぜたときの味の変化を楽しめます。「苺とトマトのスムージー」は組み合わせが新鮮で、どれもおいしく旅の疲れが飛んでいくよう。
せっかくなのでオリジナルのスイーツもいただきました。「まぜまジェラート」は、バニラ、チョコレート、ピスタチオから1つのフレーバーを選び、2種類のトッピングを好みで組み合わせられるジェラートです。今回は、おすすめのOMO5熊本スペシャル(バニラ×生スイートポテト×肥後太鼓)をセレクト。熊本土産としても知られる煎餅菓子・肥後太鼓が入っていることで食感も楽しく、甘じょっぱい味がやみつきに。
また、「OMOシュー シトラスクリーム」にはその名の通りカスタードだけでなく熊本の柑橘を使ったオリジナルのマーマレードが使われており、爽やかな風味。一般的なシュークリームとは形状が違い、ぐるりとドーナツ状の生地で包まれていて食べやすいのも嬉しいポイントです。
2024.03.20(水)
文=鈴木 希
撮影=榎本麻美