この記事の連載
「OMO5熊本」前篇
「OMO5熊本」後篇
「OMO3浅草」前篇
「OMO3浅草」後篇
周辺に120軒以上! 夜のマチでおいしいごはんとお酒を満喫
![「くまもとGo-KINJO BAR」期間:通年、時間:17:00~18:00、所要時間:15分、対象:20歳以上、含まれる内容:バー診断・試飲、集合場所:3階ご近所マップ前、料金:無料。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/1280wm/img_502a30121bc9a13a16b8d94f9ecc0ccd162746.jpg)
夕食へ出かける前に、食後におすすめのバーを知るために「くまもとGo-KINJO BAR」に参加。実は、熊本のマチには120軒以上のバーがあり、スタッフがその中からゲストにぴったりの1軒を見つけるお手伝いをしてくれるのです。とくに下通商店街は新しいお店が多く、朝まで営業をしているところもあるバー密集エリアなのだとか。
バー診断チャートをしたり、オリジナルドリンクを試飲したりして、本日のバーは「夜香木」に決定!
夕食は熊本の食材を使った和食を堪能できる「瑠璃庵」へ
![店内は約150年前の漆喰の壁や梁が当時のまま残され、歴史を感じられる空間に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/f/1280wm/img_0fdad0f0bb4ecaabefb40e2c43e143f6132839.jpg)
今夜の食事は、ご近所マップとスタッフのアドバイスを参考に決めた「瑠璃庵」にて。新しさと古さが融合するエリア・上乃裏通りに位置し、元は旅館だった築150年以上の建物を改装した雰囲気のある空間です。
熊本の食材の魅力を知ってほしいという店主の思いから、使用している食材の90%以上が地元産。メニューを開くと、天草、八代、菊池、植木など熊本の地名が載っている料理が多く並び、食材へのこだわりが感じられます。ドリンクは地酒を含む日本酒だけでも30種類以上、熊本のお酒を使ったカクテルのほか、焼酎、ビール、ワインなどを豊富にラインナップ。
アテから始まり、お造りに馬刺し、天草大王の茶碗蒸し、菊池源吾牛のメンチカツ、〆の土鍋ご飯までしっかり味わって大満足。
![からし蓮根をイメージした「クマモトドッグ」。擦った蓮根を練り込んだもちもちの生地に炊いた蓮根がゴロッと入っており、食感も楽しい。からし味噌マヨネーズとの相性も抜群。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/1280wm/img_bd7da985d278a823c7405b624e90d35f95756.jpg)
![熊本名物の馬刺は外せない。小ネギ、海苔の佃煮、しょうが、わさび、柚子胡椒と薬味が豊富で味わいも豊か。昆布の旨みを感じられる、醤油ベースの自家製の詰めタレにつけて。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/9/1280wm/img_69b29442a681cd627da65983ebf76ad2146198.jpg)
![プリッと大ぶりな身の天草産「ハマグリの酒蒸し」は、自家製セミドライトマトの甘みと、農薬や除草剤を一切使わずオリーブを栽培している「こびら農園」のオリーブオイルの香りが絶妙。合わせて注文した、「花の香酒造」の日本酒「産土~うぶすな~」がどんどん進む。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/1280wm/img_9aab698483facac505de76ab4415a78177234.jpg)
![土鍋ご飯にはスタッフが作る自然栽培ミナミニシキを使用。「天草アオリイカと山椒の土鍋炊きご飯 甘辛イカ飯風」は、粒立ったお米とゴロゴロ入っているイカ、爽やかな山椒、ごまの風味に箸が止まらない。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/1280wm/img_1ca76ba7cc3ac49532114ab726cfd322113289.jpg)
瑠璃庵
所在地 熊本県熊本市中央区南坪井町5-21 2F
電話番号 096-352-8174
営業時間 17:30~23:00(料理L.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)
https://ruri-an.owst.jp/
隠れ家バー「夜香木」でしっとり大人の時間を満喫
![店名を冠する「ヤコウボク」は、夜香木の花の香りを再現したジンベースのカクテル。スノージャスミンの香りとアップルソーダの甘みが華やか。“熊本の土の上に花を咲かせる”イメージで熊本県北部の名産品・小代焼の器を使用。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/d/1280wm/img_5d9c3d0515526d18d2fd6b7cb79e708f66561.jpg)
食後は、バー「夜香木」へ。一見すると木の壁としか思えない扉を開くと、静謐な空間でバーテンダーの木場進哉さんが迎えてくれました。「そこに足を運ばないと飲めない味わい」をコンセプトに、熊本をはじめ九州の素材を用いた創造性あふれるカクテルが味わえます。店名は、東南アジアなどで夜にだけ咲き、強い香りを放って虫たちを集める夜香木から命名。
平日にも関わらず、続々と席が埋まるほどの人気ぶり。「くまもとGo-KINJO BAR」でおすすめしてもらったからこそ出合えたバーで、心落ち着く時間を過ごせました。
![カウンター越しにカクテルを作ってもらう瞬間こそ、バーの醍醐味。夜香木は、2023年に九州で初めて、アジア最大級のコンクール「ASIA'S 50 BEST BARS」のアワードで84位にランクインしたことにより、海外での知名度がアップしているそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/d/1280wm/img_1d491d307511a2e9c3c3715ff2da03d099008.jpg)
![左の「ピスタチオ&エスプレッソ」は、米焼酎「大石」や阿蘇の牛乳、エスプレッソなどを使ったデザートカクテル。「焼酎に苦手意識がある方にも飲んでほしい」と木場さん。右はテキーラベースの「スリーディレクションズ」。天・地・未来を意味する素材が使われていて、ストーリーを感じられる一杯に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/1280wm/img_d0895e7ffe6ff3219c72bd5269a518fc62883.jpg)
夜香木
所在地 熊本県熊本市中央区南坪井町5-21 1F
電話番号 090-8408-5211
営業時間 18:00~24:30(L.O.24:00)
Instagram @bar_yakoboku_kumamoto
2024.03.20(水)
文=鈴木 希
撮影=榎本麻美