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あらゆる世代がウェルネスに親しめる“ファミリーウェルネス”

 もう一方の120室からなる「ディスカバリー」は、すべての年齢に対応するファミリー向け。家族みんなでウェルネス体験をシェアすることで、絆を深めるとともに、子供にとっては予防医学や自然と調和した健康的なライフスタイルを学べる格好の場となります。「セレニティ」に比べると、こちらはカジュアルな雰囲気。客室は44平方メートル以上あり、コネクティングルームも。

 「セレニティ」と「ディスカバリー」、どちらの客室タイプも、部屋に用意された装備やアメニティは配慮の行き届いた、気の利いたものばかり。たとえば、動きやすい作務衣(さむえ)風リゾートウエアや、タオルや水着を持ち歩くのに便利なバッグは、滞在中に大活躍。1日に3枚(スポーツウエア)まで、ランドリーが無料なのもうれしいサービスです。

 ベッドはカラダの形を形状記憶するフォームと、ポケットスプリングのマットレスを組み合わせたもの。バスローブは肌触りが気持ちよく、吸水性の高いエジプシャンコットンを使用。バスアメニティにはビタミンが配合されています。とにかく、五感で心地よさが味わえるのです。

 ちなみにチバソムは、あらゆる世代がウェルネスに親しむ“ファミリーウェルネス”を、ブランドビジョンに掲げています。チバソムCEOのクリップ・ロジャナスティン氏は昨年11月に開催された、世界中のホスピタリティ業界が一堂に会する「第17回グローバル・ウェルネス・サミット」にて登壇し、ファミリーウェルネスの取り組みについて、ズラル・ウェルネス・リゾートby チバソムでのケースを紹介しました。

2024.04.10(水)
文・撮影=古関千恵子