この記事の連載
「佐渡島の自然を巡る旅・冬篇」
「佐渡島の自然を巡る旅・文化篇」
佐渡の花巡り
佐渡島の旅 文化篇
極上の冬の味覚をおいしい地酒でしっぽりと「四季菜割烹 伝」
![佐渡産の魚のみで盛り付ける、活け締めを施し、丁寧に処置されたこだわりのお造り「佐渡産 刺身盛合せ」2,400円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/b/1280wm/img_5b358f831de63bc75c4372fd2764c183445268.jpg)
お待ちかねの夕食は、地元の食材を活かした「四季菜割烹 伝」へ。暖流と寒流が交差し、1年を通して新鮮な魚介類が水揚げされる佐渡島ですが、とくに冬は魚の種類が増え、旨みも増すといいます。たとえばこの日の「佐渡産 刺身盛合せ」は、皮目を炙ったノドグロに石鯛、寒ブリ、メジマグロ、ヒラメ、カワハギ、赤メバル、マトウ鯛、目鯛、コブ鯛の10種もの魚が器に盛られ、佐渡の海の豊さを目でも楽しませてくれます。
![地酒のあてとして、締めのごはんとしても喜ばれる「焼鯖棒寿司」1000円。奥は「蕗の薹天ぷら」700円と「かわはぎ肝ポン酢」700円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/1280wm/img_f42d9e4130d809ddbe940490ec85f641394688.jpg)
また、鯖寿司といえば、酢でしめた鯖を使ったお寿司が一般的ですが、こちらではすし飯と一緒にパリッと焼き上げた香ばしい鯖寿司で登場。肉厚の佐渡産の鯖を塩でしめて酢で洗い、ごまと生姜を加えたシャリと合わせて棒状にし、一晩寝かせて直前に焼き上げているそう。
![「四季菜割烹 伝」の逸見酒造のラインナップは島内随一。食中酒のおすすめとして、左からやや辛口の「真稜 本醸造 一味の真」600円、フルーティーで飲み飽きない「真稜 純米 至」750円、熱燗でいただきたい「真稜 普通酒 無糖加」550円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/1280wm/img_6f41ddcd294a23b80cf710ca9312236c368318.jpg)
さらに、佐渡にある5つの酒蔵をすべて網羅しており、地元の人が嗜む地酒を多く取り揃えているのもうれしいポイント。おいしい料理とおいしいお酒。お腹も心も満たされる幸せなひとときを満喫できます。
![上品な味わいに仕立てた「小豆チーズケーキ」450円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/1280wm/img_05b766b28e570b198e77e45d39a81234364532.jpg)
![食材の収穫も自分たちで行うなど、時間をかけて丁寧に仕込むことを惜しまない店主の曽我真人さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/4/1280wm/img_54b430c4583d21acebf8b2712cb510f9559493.jpg)
四季菜割烹 伝
所在地 新潟県佐渡市畑野126-5(野高屋小路)
電話番号 0259-67-7161
営業時間 17:00~21:30、平日のみランチ11:30~13:00
定休日 日曜
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2024.03.27(水)
文=大嶋律子(giraffe)
写真=釜谷洋史