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◆幸福堂「ごじょうぎぼし最中」

伝説の橋を模ったあんこはみ出る最中

 明治元年創業の和菓子店、幸福堂の銘菓。

 モチーフとなっているのは、平安時代に牛若丸と弁慶が出会ったといわれる鴨川に架る五条大橋の擬宝珠(ぎぼし)で、弁慶と牛若丸にちなんだ京扇子や鉢巻き模様も型取られている。

 滋賀羽二重糯で作る軽やかでパリッと香ばしい最中種の中には、創業時より受け継がれる丹波大納言小豆をふっくらと炊き上げたあんこがこれでもかとたっぷり。

 あんこ好き、さらには歴史好きへの手土産としても喜ばれ、話題性も抜群だ。

次の話を読むハイセンスな美食が集まる芦屋生まれの 「グランドフードホール」注目の10点

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