冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。
凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか?
今回は、関東エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆茨城県
大子来人~ダイゴライト~
高さ120メートル、幅73メートルもの壮大なスケールを誇る、日本三名瀑の一つ「袋田の滝」。新緑、紅葉、氷瀑と多彩な表情が見られるが、冬の風物詩となっているのが「大子来人~ダイゴライト~」。
これは冬季に開催されるライトアップイベントで、滝まで続く観瀑トンネルが最新LEDライトによってきらびやかな空間に様変わりする。「恋人の聖地」のモニュメントの周りもライトアップされ、メイン展示「∞-インフィニティ-」の鏡とライトで制作されたオブジェは幻想的。
この光のトンネルを抜けると、墨絵のような荘厳な滝が姿を見せる。自然と光が作り出す神秘的な光景は、一年で最も美しいともいわれている。
開催期間:開催中~2024年1月31日(水)
大子来人~ダイゴライト~(だいごらいと ダイゴライト)
開催地 茨城県久慈郡大子町袋田3-19
https://www.daigo-kanko.jp/fukuroda-falls/daigolight.html
◆栃木県
◆若竹の杜 若山農場 - Bamboo Winter Lights 2023 –
宇都宮市郊外で100年以上にわたり、自然循環型農法による筍や栗などの栽培を続ける「若竹の杜 若山農場」。約24ヘクタールもの農地があり、竹林散策や筍狩り、ブルーベリー狩りに加え、竹工作などの体験プランが用意されている。
毎冬欠かさず手入れをしているという竹林の美しさは有名で、映画やCMのロケ地として使用されることも。一年を通して土日祝日の夜間にはライトアップが行われ、竹あかりの光に照らされた幻想的な竹林の景色を楽しめる。
冬季には期間限定でライトアップイベント「Bamboo Winter Lights」が開催され、休日だけでなく金曜日にもライトアップを実施。「光が愛でる、美しき竹夜の世界」をテーマに竹が暖色や寒色の光で染め上げられる演出や、さらに竹あかりのやさしい光で照らされた夜の竹林を楽しんでみては?
開催日時:2023年11月18日(土)~2024年2月25日(日)期間中の金・土・日・祝日 日没~20:00(最終入場は19:30)
※金曜日はお抹茶セットの提供はありません。
※2023年12月30日(土)~2024年1月4日(木)は完全休業
若竹の杜 若山農場 - Bamboo Winter Lights 2023 –(わかたけのもりわかやまのうじょうバンブーウィンターライツ2023)
所在地 若竹の杜 若山農場(栃木県宇都宮市宝木本町2018)
https://www.tochigiji.or.jp/event/e33391/
◆群馬県
赤城山の霧氷
「赤城山」は、黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山などの山々の総称であり、「日本百名山」「関東百名山」に選ばれている、群馬県を代表する名峰。「上毛三山」の一角をなす山でもある。
豊富な登山コースや散策道があるため年間を通して訪れる登山客は多く、雪山登山の入門にも人気の山だ。
例年11月ごろから黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳の山頂付近では、白く輝く霧氷が見られる。霧氷に覆われた樹林の光景は幻想的で、遠くから眺める山の姿も雪に包まれているかのようで美しい。
見ごろの時期:11月~2月ごろ
※1~2月は雪で覆われてしまうため、12月くらいまでがおすすめ
赤城山の霧氷(あかぎやまのむひょう)
所在地 群馬県前橋市富士見町
https://www.maebashi-cvb.com/spot/1084
2024.01.20(土)
文=佐藤由樹