冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、群馬県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。

» #01 赤城山の霧氷
» #02 中止の滝
» #03 榛名山と榛名湖
» #04 草津温泉の湯畑
» #05 老神温泉雪ほたる
» #06 桜山公園の冬桜
» #07 どんど焼き
» #08 多々良沼の白鳥
» #09 高崎だるま市
» #10 榛名湖イルミネーションフェスタ

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


赤城山の霧氷

 「赤城山」は、黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山などの山々の総称であり、「日本百名山」「関東百名山」に選ばれている、群馬県を代表する名峰。「上毛三山」の一角をなす山でもある。

 豊富な登山コースや散策道があるため年間を通して訪れる登山客は多く、雪山登山の入門にも人気の山だ。

 例年11月ごろから黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳の山頂付近では、白く輝く霧氷が見られる。霧氷に覆われた樹林の光景は幻想的で、遠くから眺める山の姿も雪に包まれているかのようで美しい。

見ごろの時期:11月~2月ごろ
※1~2月は雪で覆われてしまうため、12月くらいまでがおすすめ

赤城山の霧氷(あかぎやまのむひょう)

所在地 群馬県前橋市富士見町
https://www.maebashi-cvb.com/spot/1084

2023.12.20(水)
文=佐藤由樹
協力=群馬県観光物産国際協会