◆相倉合掌造り集落
合掌造りの家屋や神社、雪崩から集落を守る雪持林など、五箇山の歴史的景観を今に残す相倉合掌造り集落。
今も昔ながらの生活が営まれており、世界的にも珍しい「人が住まう世界遺産」としても有名なこの集落には、手つかずの自然が多く残されており、素朴な山村の原風景を楽しむことができる。
また、この集落のある五箇山は、世界でも有数の豪雪地帯として知られる地域。12月頃になると、伝統的な家屋が純白の雪に覆われて、ノスタルジックな雰囲気が漂う景色が広がる。
相倉合掌造り集落(あいのくらがっしょうづくりしゅうらく)
所在地 富山県南砺市相倉611
https://gokayama-info.jp/archives/1718
◆雨晴海岸
能登半島国定公園内にある雨晴海岸は、青い海と白い砂浜、青松が続く景勝地。浜からは女岩と呼ばれるフォトジェニックな岩礁を望め、海越しに標高3,000メートル級の山々を見渡せるという、世界的にも珍しいスポットだ。
気象条件が合えば、冬の晴れた早朝に海面から煙のように霧が立ち上る、貴重な自然現象「気嵐」(けあらし)が見られることも。気嵐が海を覆うと、女岩や立山連峰が雲に浮いているように見え、黄金色の朝日に照らされた光景はまさにファンタジック。
雨晴海岸(あまはらしかいがん)
所在地 富山県高岡市太田
http://www3.nsknet.or.jp/~amaharasi/
2024.01.02(火)
文=桐生奈奈子