有名店の有名“じゃない方”のグルメを楽しむこの連載。
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今回は駅弁の超人気店、荻野屋です。荻野屋といえば、超名作の「峠の釜めし」一択だと思われがちですが、東京・神田にある「荻野屋 弦 神田」には、荻野屋だからこそ味わえる、さまざまな「釜めしじゃない方」のメニューがあるのです!
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日本酒の受け皿が、小さい釜で登場
店内にずらりと並んだ容器!
いつもの峠の釜めしサイズのものの他に、なんかちょっと違う形のものや、サイズが大きなものまで。
まるで容器のミュージアムのようで、釜めしファンとしては大興奮です!
この釜めし器コレクションをオカズに、釜めしを何杯でも食べれそうです(ややこしい表現だな)。
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右から3番目が、通常の峠の釜めしの釜。
一番大きいのとか、何に使うんだ?
全サイズ、家にコレクションしときたい!
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焦る気持ちを抑えて、まずはお酒を一杯。
荻野屋の地元・群馬の「谷川岳 心 源水仕込」を冷やで注文。
するとなんと!
さっきの一番小さな容器じゃん!
まさか、日本酒を受けるお皿の代わりに、あの容器が出てくるなんて、可愛すぎる!
釜めしの「アタマ」をツマミに宴の始まり
最初っからテンション上がりまくりです。ということで、お酒のアテ、おつまみはというと……。
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ツマミはこれです!!
一瞬「あれ、これって普通に峠の釜めしじゃん!」って思ったでしょ?
だーまさーれたーー!
違うのです、峠の釜めしのアタマ(具材)だけのプレートなんです。
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しかも容器は、峠の釜めしの上部分だけの特製の器。
これもう、いきなり最高かよ!
荻野屋さん、一体どんだけ釜めしファンの心捉えんの。
そして卓に目をやると、なんだか可愛すぎる器のコンビ。
さあさあ荻野屋にて、じゃない方の宴、始まり始まり!
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いつもはご飯のオカズだった鶏肉や椎茸と日本酒のペアリング、最高です。
子供の頃から峠の釜めしを食べてきた僕が、まさか釜めしのアタマで、群馬のお酒を呑める日がくるなんて!
2024.01.05(金)
文=小宮山雄飛