Magnificent View #112
ケルン大聖堂(ドイツ)

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 ライン川中流に位置するケルンは、ローマ帝国が設けた植民地として以来の歴史を誇る古都。ケルンという地名自体、ラテン語で植民地を意味する言葉に由来する。

 この街の象徴が、ケルン大聖堂。世界遺産である。

 その歴史は遠く4世紀にまでさかのぼるが、高さ157mにもおよぶファサードの双塔が完成したのは1880年のこと。この聖堂の建設には、ナポレオン戦争以降、ドイツ国民の間に勃興したナショナリズムが色濃く影を落としている。それゆえ、ゴシック・リバイバルを代表する見事な堂宇が生まれたのだ。

 手前に立つ近代的な鉄道駅とのコントラストは、あまりにフォトジェニックだ。

次の記事に続く 公開処刑の舞台にもなった ローマのコロッセオ