この記事の連載

「初対面の人となかなか打ち解けられない」「普通にしているつもりなのに、怒っているの? と聞かれる」…など、コミュニケーションに悩みは付き物。その悩みは「顔を動かすことで解消できます」と話すのが、「顔のヨガ」ブームの第一人者である間々田佳子(ままだよしこ)さんです。ままだよしこメソッドのインストラクター養成講座で、コアフェイストレーニングを実践した生徒さんたちの声を『伝わる顔の動かし方 コミュニケーションは見た目が9割』よりご紹介します。


「言いたいことを言えずにモヤモヤ」を解消してすっきり!

A子さん(48歳/トレーニング歴4カ月)

 コアフェイストレーニングを始めてからというもの、車の運転中などのひとりの時間、気づいたときに「口角を上げる」ことを意識するようになりました。また「今日はあまりしゃべっていないな」と感じたら、すかさず顔を動かすようにしています。

【before】人の顔色をうかがってしまいあとでモヤモヤ……

 在宅ワーク期間に部署異動になったので、職場で同僚たちと顔を合わせる機会が少なく、なかなか打ち解けるまでには至りませんでした。話すときも相手の反応をうかがうクセがあり、お願いごとや助言など、言いにくいことは「だったら、自分でやればいいか」と飲み込んでしまいがちで……。結局、あとから自分が大変な思いをすることになって、いつもなんだかモヤモヤしていました。

【after】言いにくいことも笑顔でさらりと言える

 以前は相手から「気をつかっていますよね?」と指摘されることが多々ありました。おそらく私が「言いにくいな」と苦手意識をもっていることが、表情から伝わってしまっていたのだと思います。

 トレーニングを続けて今は、お願いごとも口角を上げてすんなり言えますし、それに対して「わかった」「大丈夫よ」と返してもらえています。そういう反応が返ってくることさえ驚きで、これまでは自分自身で勝手にため込んでしまっていたんだな、と気づきました。また、昔から人前で話すときは過緊張気味でしたが、今は会議でも口角を上げて、はっきりと滑舌よく話せます。

 コアフェイストレーニングを始めてから、年齢を重ねるのが怖くなくなりました。今後も笑顔で、周囲の人たちと楽しい気持ちで過ごしていきたいです。

2023.11.28(火)
著者=間々田佳子