【界 日光】社寺の修復に携わる伝統工芸士と日光彩色体験

●いままでとは社寺の見え方が変わってくる

 伊原実穂氏は、日光東照宮をはじめとする文化財や歴史的建造物の修復に携わってきた伝統工芸士。「界 日光」が企画する「手業のひととき」では、伊原氏の指導のもと、日光の社寺修復に実際に使われている岩絵具など希少価値の高い材料を作って工芸品の制作を行う。

 「宝槌祈願コース」では、伊原氏がデザインした白木の小槌に岩絵具や金箔を使って彩色と名入れを行う。完成した「宝の小槌」を中禅寺立木観音へ持参すると、特別祈祷を受けることができる。

 「日光東照宮・彩色見学コース」は、館内で彩色を体験した後に伊原氏とともに日光東照宮を参拝、解説を受けながら非公開の「彩色見取り図」を見学する。

 社寺を彩る彫刻の意味合いや装飾に施された極彩色の解説を聞けば、目に映る社寺がいままでとは違ったものに見えてくる。

【「社寺の修復に携わる伝統工芸士と日光彩色体験」概要】

期間:2023年3月1日(水)~2024年2月29日(木)の平日
時間:宿泊翌日10:00~12:00(彩色体験)
料金:彩色体験のみ1名5,000円~
「宝槌祈願コース」1名 12,800円、「日光東照宮・彩色見学コース」1名 18,200円
*上記の中から、いずれか1つを選んで体験。
*いずれも税込、宿泊費別。
*使用する絵の具の種類や作成する作品により異なります。
*日光東照宮での彩色見学は現地集合になります。
定員:1日2組・(1組1~6名)最大8名まで。1名より実施
受付:4日前までに下記専用ページから予約
*事前に宿泊予約が必要です
予約・詳細:公式サイトhttps://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kainikko/

2023.11.14(火)
文=サトータケシ