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 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

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11月26日の花はシンビジウム「モカ」

 コチョウランと並んで贈り物として人気のあるシンビジウム。

 特に冬場のお歳暮やお正月のギフト需要が高く、鉢に入ったシンビジウムを贈った、またはもらったという方も多いのではないのでしょうか。

 しかしながらシンビジウムはランの中でも翌年に再度花をつけるのが難しいと言われています。

 翌年もシンビジウムを上手に咲かせるポイントは2つあります。

 暖かいところが原産の植物ですので、夏は半日陰の屋外、冬は明るい室内で育てます。もう1つは咲いている花を早めに切ることです。

 ランは非常に花が長持ちする(1~2カ月ほど)ので、そのまま咲かせていたくなりますが、花がついていると株がエネルギーを消費しています。

 翌年に花を咲かせるために、早めに花を切って、花瓶に飾って切り花として飾りましょう。

 「モカ」は大輪で、ベルベットのような質感と深い茶色が特徴のエレガントな品種です。

 黒い長方形の花器に横たえるように生ければ、プレミアムなチョコレートのようなアレンジになります。

【シンビジウムの花言葉】飾らない心、誠実な愛情
【シンビジウムが誕生花の人】1月2日、1月22日、2月28日、11月7日、12月5日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2023.11.26(日)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌