2023年10月29日(日)5:24に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、牡牛座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

いつも以上に五感が敏感に

 牡牛座の満月に関しては、約1年前の2022年11月、2週目のカレンダー右ページコラム、「牡牛座の満月―地母神(アースマザー)の月」を読み返してください。

 2023年も残すところ約2カ月となりました。10月最後の日曜日、月は最高潮に満ち、明け方には満月となります。

 そして満月の特殊な形、月食を伴うのが特徴です。日本でも明け方近くに部分月食が観測できる地方もあります。この日はいつも以上に五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)が敏感になります。

 したがってあまりハードワークには向かない一日です。焦ると事務作業などにもミスが生じやすいので、心を落ち着けて仕事に臨んでください。

 満ちていく牡牛座の月には、物事を定着させる力があります。人と親密な絆を結びたいときにも、牡牛座の満月は手助けしてくれます。

 愛や友情が豊かに実る日なので、翌日以降でも間に合う作業を、わざわざ残業してまで終わらせる必要はありません。

 牡牛座の満月は、自然と美食を愛します。大切な人々とおいしいものを食べ、一緒に夜空に浮かぶ満月を愛でることができたら、きっと忘れられない一日になるでしょう。

〈『MOONBOOK 2023』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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