「ABEMA」初代専属アナウンサーとして、ニュース番組からバラエティー番組まで幅広く担当する西澤由夏アナ。確かなアナウンス力とバラエティーで見せる“いじられキャラ”が人気を呼んでおり、30歳の誕生日となる8月12日には初フォトエッセイ『ABEMAアナウンサー西澤由夏です』(ワニブックス)が発売された。
いまやABEMAの顔といえる彼女だが、実はキー局のアナウンサー試験すべてに落ちた過去を持つ。ギャル風だった高校時代から、アナウンサー試験での絶望、さらに手痛い失恋まで赤裸々に語った。(全2回の1回目/2回目に続く)
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小学2年生のときに『めざましテレビ』を見てアナウンサーに憧れる
――西澤さんがそもそもアナウンサーに憧れたのは、いつ頃なんですか。
西澤由夏さん(以下、西澤) 小学校2年生ぐらいです。うちの家族は『めざましテレビ』(フジテレビ系)を毎朝見るのがルーティンでした。当時出演されていたのは高島彩さんで「このお姉さんたちいいな」とキラキラして見えたんです。なりたいというより、素敵だなぁくらいの感じだったと思います。
――憧れから目標になったのはいつですか。
西澤 本格的に動き出したのは大学生の頃ですが、高校を選ぶ時「自分の学力で、アナウンサーになれる大学に行くにはどうしたらいいか」と考えて、中央大学附属高等学校に進学しました。
――今回のフォトエッセイには中学、高校時代の西澤さんの写真も掲載されていますが、中学のときはツインテールの素朴な可愛い子だったのが、高校になると急に髪を染めて“高校デビュー”してますね。
西澤 ギャルになりたかった訳じゃないんですよ(笑)。派手な人が多かったので、自分は清楚でいたいんだけど、みんなに遅れをとりたくないという気持ちもありました。当時は、自分は清楚だと思っていたんですけど、今回、改めて写真を見て振り返ったら、見るに耐えないというか。何で、眉毛をあんなに剃っちゃったんだろう……。
2023.08.29(火)
文=徳重龍徳