Magnificent View #089
ロシオ広場(ポルトガル)
(C) Matthieu Colin / Hemis / Corbis / amanaimages
ロシオ広場は、ポルトガルの首都リスボンの中心にある広場である。
中央に立つ塔の頂には、19世紀前半のポルトガル王、ペドロ4世の像が立つ。だから、実をいうと正式名称はペドロ4世広場なのだが、一般には「公の」という意味の「ロシオ」の名で呼ばれている。
ちなみにこのペドロ4世、ポルトガル王在位期間はたった3カ月。むしろ、10年近く務めたブラジル皇帝としての名前であるペドロ1世の方が、通りがいい。縁戚や領地の関係が複雑に入り混じる欧州王室では、こういった名義の錯綜が多い。ややこしいことだ。
奥に構える建物は、マリア2世劇場。マリア2世は、ポルトガル王ペドロ4世すなわちブラジル皇帝ペドロ1世の長女であり、15歳の若さで父からポルトガル王位を継ぐのだが、この辺の経緯もまたややこしいので、興味を持った読者は各自調査されたし。
