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◆望洋平キャンプ場(岩手県一関市)

 雲海を見下ろしながらキャンプが出来る夢みたいなキャンプ場が岩手県の一関市にある「望洋平キャンプ場」だ。

 ここに行った時に印象的だったのが、天気予報は曇り時々雨予報で、折角の絶景キャンプをほとんど諦めていた。ところがキャンプ場のある室根山を車で登っていると雲を突き抜けて雲の上に! もちろん上は快晴で、度肝を抜かれたことがある。キャンプは自然相手なので行ってみないとわからないことが沢山あることを教えてくれた。

 おすすめのサイトはA-20〜A25のサイトで、雲海が出ればすぐ下に広大な雲海を眺めながらキャンプができる。

 キャンプ場がある室根山自体が、どこを切り取っても絶景という場所。近くに『まきばの湯』という日帰り入浴施設もあるが、そこに行く道中も絶景が広がるという驚愕の場所だ。

 室根山の頂上には天文台やパラグライダーの発着場もあり、展望台からは気仙沼の街並みを眺めよう。

望洋平キャンプ場(岩手県一関市)

所在地 岩手県一関市室根町折壁室根山1-177
電話番号 0191-64-3701
営業期間 5月1日~10月31日
https://www.muronet.co.jp/sightseeing/camp.html

猪俣慎吾(いのまた・しんご)

キャンプが趣味のフォトグラファー。7年間広告写真家中村章三に師事。其の後個人スタジオをかまえ独立。広告・料理・アウトドアの撮影が主な得意分野であり、アウトドアを中心にフォトグラファーとして活動する傍ら、キャンプコーディネーターとしても仕事をしている。外ごはん文化を広めるためのアウトドアパーティーグループ「KIPPIS」を主宰。現在は息子と2人で日本のみならず世界へ父子キャンプに行っている。2017年に星空案内人®を取得。2019年から自ら開発した『プラネタリウムテント』で天の川の解説をしながら全国を回っている。発売中の『絶景CAMP GUIDE』(JTBパブリッシング)では、写真のほか、企画、キャンプ場の選定などにも参加。
http://www.photo-shingo.com/

絶景CAMP GUIDE

定価 1,540円(税込)
JTBパブリッシング
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2023.09.01(金)
文・撮影=猪俣慎吾