待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆小杉の大杉

 まるで映画「となりのトトロ」に出てくるトトロのような形をした杉の巨木。鮭川村の小杉地区に立つ大杉だから「小杉の大杉」と呼ばれ、村民から御神木として親しまれている。

 樹齢約1000年といわれ、根回り6.3メートル、樹高約20メートル、枝張り17メートルという圧巻の大きさ。根元には山神様が祀られており、かつて新庄の殿様がこの木の下で吹雪をしのぎ命が助かったことにまつわる伝説が残る。

 夫婦杉、縁結びの木、子宝の木ともいわれ、パワースポットとしても有名。夏には青々とした田園風景の中に佇む美しい姿を見せる。

小杉の大杉(トトロの木)(こすぎのおおすぎ)

所在地 山形県最上郡鮭川村大字曲川113-2
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_556.html

◆山形花笠まつり

 「山形花笠まつり」は東北四大祭りのひとつであり、山形県を代表する夏祭り。毎年8月5~7日の3日間、市内の中心市街地で花笠音頭のパレードが行われる。

 たくさんの踊り手たちが、県の花「紅花」の飾りをあしらった花笠をかぶり、艶やかな衣装をまとって、賑やかな花笠太鼓の伴奏に合わせて踊る光景はなんとも華やか。

 花笠踊りの踊り方は何種類もあり、伝統的な「正調花笠踊り」や「笠回し系花笠踊り」、参加者が独自に工夫した「創作花笠踊り」など、さまざまな踊りを見られるのも山形花笠まつりの醍醐味だ。

開催日:毎年8月5~7日

山形花笠まつり(やまがたはながさまつり)

所在地 山形県山形市中心市街地(十日町・本町・七日町通り~文翔館前)
https://yamagatakanko.com/festivals/detail_2955.html

2023.08.02(水)
文=佐藤由樹
協力=山形県観光物産協会