待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆由布川峡谷

 「由布川峡谷」は由布川に沿って約12キロメートル続く峡谷。高さ15~60メートルのV字型峡谷で、約60万年前にできたとされる由布市が誇る景勝地だ。

 峡谷内には四十数条の滝があり、岩肌の表面を糸のように滝水が流れる様子が美しい。それはまさに自然がつくり上げた芸術作品であり、「東洋のチロル」とも呼ばれている。

 夏場には涼を求めて多くの人が訪れるが、この峡谷美を楽しむのなら超軽量ボートに乗って奥地まで進む「パックラフトツアー」もおすすめだ。ボートで神秘の世界を探検してみれば、きっと最高の体験になるだろう。

由布川峡谷(ゆふがわきょうこく)

所在地 大分県由布市挾間町朴木
https://yufugawacanyon.jimdofree.com/

◆桜滝

 「桜滝」は天ヶ瀬駅から徒歩約10分の場所にある、落差25メートル、幅15メートル、2段からなる滝。「慈恩の滝」「観音の滝」とともに「天瀬の三瀑」に数えられる、日田を代表する滝のひとつである。

 勢いよく流れ落ちる滝水は簾のように美しく、岩肌から張り出した石に水が当たり、飛散した飛沫が桜の花が舞っているように見えることから、この名がついたとされている。

 滝までは遊歩道がきれいに整備されているので、散策にも最適だ。駅から近く気軽に行けるので、涼を感じに訪れてみてほしい。

桜滝(さくらだき)

所在地 大分県日田市天瀬町桜竹合楽川
https://oidehita.com/archives/441

2023.07.02(日)
文=佐藤由樹
協力=公益社団法人ツーリズムおおいた