生まれ変わってもSUPER JUNIORに

――ターニングポイントになったのはいつですか?

RYEOWOOK 僕はデビューしたとき。

LEETEUK 僕の場合、兵役に行ってきたときに、もう一度生まれ変わったような感じがしましたね。一番つらい時期だったし、自分が生きていけるかどうかという、そのぐらいの問題を抱えていました。言ってみれば、生死の境目を行き来しているような……。そんな僕を救ってくれたのがSUPER JUNIORのメンバーたちでした。一緒に痛みを感じてくれたり、「兄さん、大丈夫だよ」と言ってくれるメンバーと、ごく自然に日常を過ごす中で、もう一度立ち上がれる勇気が湧いてきたんです。

――昨年、合宿所を再契約したのが日本でも話題でした。

LEETEUK 今、合宿所にはウニョクとキュヒョン、マネジャーが暮らしているのですが、話し合いや撮影では何かと合宿所に集まりますね。

RYEOWOOK ふたりは嫌だと思う(笑)。

LEETEUK でも、合宿所があるのはありがたいです。うちに来ると言われたら絶対ダメなので(笑)。

RYEOWOOK 僕は以前、寮母さんみたいにごはんを作ってあげたな。特にヒチョル兄さんがチャーハンみたいなのが好きだから。

――生まれ変わってもアイドルになりたいですか?

RYEOWOOK ならないと後悔する気がします。アイドルになるまでは大変ですが、なってみると「アイドルにならない選択肢なんてあるだろうか」と思うほど幸せなんです。

LEETEUK 芸能界の仕事は、うまくいけばものすごくいいけど、うまくいかないとものすごく悲惨(苦笑)。天国か地獄かの世界です。それでも僕らは努力した分、成果を得られたので、生まれ変わったとしても、僕はアイドルというよりもSUPER JUNIORというグループをまた絶対やりたいです。

――コロナ禍でソウルの様子も変化したと思います。最近のお気に入りスポットなどあれば。

RYEOWOOK 最近は狎鴎亭ロデオにもよく行きます。コロナ禍以降、また活気が戻ってきました。COEXのほうにも見どころがたくさんあって、いい飲食店も多いです。

LEETEUK 僕はソウルの森をお薦めしたいです。すぐ裏手にはSM TOWN KWANGYAもあるので(笑)。おいしいお店も多いので、おいしい物を食べて、SM TOWNを見物して、ソウルの森を散歩したら、健康にもいいんじゃないかと思います。

RYEOWOOK 駅で言えば1駅でロデオにも来られます(笑)。

LEETEUK ソウルの森は、僕がよく散歩しているので、僕に頻繁に会えると思います。ハハハ。

SUPER JUNIOR

歌手だけでなく俳優、MC、バラエティ、モデル、作曲など、各分野のトップスターを輩出することを目的に結成。2005年韓国デビュー。正式な日本デビューは11年。19年、メンバー全員が兵役を終え、完全体でカムバック。

LEETEUK

1983年7月1日生まれ。ソウル特別市出身。SUPER JUNIORのサブボーカルで、最年長の頼れる「特別な」リーダー。トーク力に定評がありバラエティ番組の司会などでも活躍。

RYEOWOOK

1987年6月21日生まれ。仁川市出身。高音パートに定評がありSUPER JUNIOR-K.R.Y.やSUPER JUNIOR-Mなどのユニット活動のほか、ラジオ、ミュージカルでも活躍。

『SUPER JUNIOR : THE LAST MAN STANDING』
ディズニープラス「スター」で独占配信中

出演:SUPER JUNIOR
スタッフ:監督 チェ・ジュンユン/プロデューサー イ・スマン
©SM ENTERTAINMENT Co., Ltd.

2023.04.18(火)
Interview=Hyojeong Choi
Text=Yoko Kikuchi

CREA 2023年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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「CREA」2023年春号は久しぶりの韓国特集。韓屋や古いビルを大胆にリノベーションしたカフェ、アートピースみたいなスイーツ、新しい感性で作られる器や伝統の布――。久々の韓国は何もかもがパワフルに、ダイナミックに新しく変わり続けていました! ソウルを中心に、現地でやりたいことを詰め込んだ一冊を片手に、旅に出かけませんか。