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いまの韓国はどうなっているの!? 現地の様子をリアルレポート

  “韓国に行けるようになっている”

 2022年8月から実質上観光客がノービザになった。さらにいちばん面倒だった「現地入国24時間以内のPCR検査義務」も10月1日に撤廃に。いまやパンデミック以前と違う韓国入国時の手続きは、スマホやPC上で可能な「K-ETA」への登録だけ。そろそろ行ってみようかな? と考えている方も多いのでは。

  ズバリ、“現地はどうなっているの?”

 筆者は昨年9月以降、3度ほど韓国に滞在。計4週間を現地で過ごしている。パンデミック以前は月イチで現地に行っていたが、秋に2年半ぶりに現地訪問して以降、大いに感じるところがある。

 驚くこともあるし、心から楽しいと感じることもある。これを2回に分けて記します。初回は「コロナ禍の影響」2回めは「何が流行ってんの?」。

 2023年の旅行時のちょっとしたプラスになりましたら。

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航空券が驚きの価格に!?

 とはいえ、旅のスタートは日本から。

 まず航空券と宿の予約でしょう。初っ端から恐縮だが、高い確率で「以前と同じじゃないな~」という状態に出くわす。

 LCCのチケット代が高い…。

 パンデミック以前なら成田―仁川便で片道1万円以下、何なら片道4,000円台というチケットもザラにあった。まさに高速バス感覚だった。筆者などメールでアラート設定しておいて、安いチケットが出てきたら適当に韓国に行く、ということすらしていたのだが。

 しかし今は「安くても片道1万5,000円」を覚悟しなければならない。秋以降、さんざん日韓往復便を調べまくった結果だ。筆者は1月上旬にも行った際に、郷里から近い「福岡―ソウル便」を1カ月前に予約したが、それでも最安値でこの金額帯だった。直前でふらっと予約、となると「片道3万円覚悟」といったところだ。空港のカウンターでスタッフに事情を聞いてみた。

「ウクライナ情勢(原油価格の高騰)と、円安、そしてまだまだパンデミック前ほどに便数が回復していないというところですね」

 このうち、LCCの増便は「今まさに進んでいる」というところ。なぜなら…“韓国側の事情がある”からだ。韓国でもコロナの行動規制緩和で海外旅行に行きやすくなっている。そこで日本が爆発的人気なのだ。“解禁”直後の10月中旬には「日本行きパックツアー売上500%増」「韓国人の海外旅行行き先の36%が日本」といった報道も。韓国→日本の便が増えると…当然「日本→韓国」も増える。ただし、燃油サーチャージの事情は別枠の問題だが。

2023.02.09(木)
文・撮影=吉崎エイジーニョ