「何コレ!?」“もはやアスリート”な道端カレン(43)が驚いた「自在に体型を変える筋トレ・食事・睡眠のスゴさ」《40代でどこまで変われるか試したい》 から続く
福井県で育ったハーフの少女は、15歳でいきなり、世界的なモデルコンテストの日本代表としてデビュー。以来、道端カレンは90年代後半から2000年代までの女性誌をほぼ総ナメにし、活躍してきた。
しかし、本人は当時を振り返ると、《痩せているのが正しい》という不文律にずっと苦しめられ、数えきれないほどダイエットをしたという。
理想の体型ともてはやされるモデルが対峙していた「痩せの呪縛」とは、どんなものだったのか。(全3回の3回目/1回目を読む)
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「あっちの世界の人」になりたかった
――道端三姉妹は、お母様から「モデルになりなさい」と育てられたと聞きます。親の敷いたレールに乗るのは嫌だ、という反発心などはありませんでしたか。

道端 母はファッションが大好きで、私は物心ついた頃から、洋雑誌やテレビの『ファッション通信』などを見ていたんです。
当時は80年代後半で、“ビッグファイブ”といわれるスーパーモデルたちがワーッと出てきた頃です。彼女たちを見て、私は素直に憧れていました。

――モデルの世界は素敵だな、と。
道端 そうです。あの時代はすごい人たちが次々に現れた、夢のような世界だったので。保育園の卒園文集に「将来の夢はモデル」と書いたくらい、大好きでした。
当時はインターネットがなかったので、スーパーモデルの出る雑誌やテレビを必死で見て、「ああなりたい、あっちの世界に行ってみたい」と。
15歳で世界的なモデルコンテストの日本代表に
――では、自分から進んでモデルになったんですね。
道端 はい。1994年、福井に住んでいた15歳のときに、エリート・モデル・ルック(モデルエージェンシーのエリートが主催する、世界的な新人モデルコンテスト)に応募して、日本代表になりました。これが、私のモデルキャリアのスタートです。
2023.03.11(土)
文=前島環夏