コロナでめっきり旅行の機会が減った今、台湾の味を再現した店が密かなブームを呼んでいる。滋味深い朝食から屋台名物まで、本格グルメを丸1日ご堪能あれ!
撮影 志水 隆
早餐-MORNING- | 絞りたての豆乳で活力を呼び覚ます
豆乳のミルキーな香りに誘われ、朝から20組が列をなしていた。五反田駅から徒歩5分、『東京豆漿生活』は台湾朝食の専門店だ。
看板メニューの「鹹豆漿」は、毎朝店内で絞るフレッシュな豆乳を酢でゆるく固めたスープ。宮城県産大豆のやさしい甘みに昆布出汁や干し海老のコクが重なり、ラー油の辛みが目覚めを後押ししてくれる。トッピングの揚げパンは端はカリッと香ばしく、嚙めばじゅわっとスープが染み出す。焼き立ての台湾パンもぜひ頰張って。
![餡たっぷりの葱肉酥餅。台湾から取り寄せた白胡椒がアクセント](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/1280wm/img_428b33147bffc9e627ce7bac51ce38f01243550.jpg)
![店内で焼き上げたパンがずらり。塩気があるもの、甘いもの、お好みでどうぞ](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/4/1280wm/img_d4ab01a8afa47c0c714b18f9f19002312933428.jpg)
![上から時計回り 焼餅(シャオピン)(葱蚕、肉鬆トッピング)410円、葱肉酥餅(ツォンロウスーピン)310円、鹹豆漿(シェントウジャン)550円](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/a/1280wm/img_ba75ab33700635735c32247c5332926a132130.jpg)
東京豆漿生活(とうきょうとうじゃんせいかつ)
東京都品川区西五反田1-20-3
(☎)03-6417-0335(営)月〜金8:00〜15:00、
土日祝9:00〜15:00(売り切れ次第閉店)(休)年末年始
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/6/1280wm/img_268084f5946ce686c4331db1c82bdc21108915.jpg)
![朝の光が射し込む店内。唯一無二の朝食を求めて、九州から足を運ぶ人も](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/1280wm/img_6587a0cca61721546407b1281ee633b62337365.jpg)
午餐 -LUNCH- | 圧巻の豚バラ肉!屋台の味が大集合
代々木八幡の閑静な住宅街に、去年“台湾屋台”が現れた。カウンターにずらりと並ぶ彩り豊かな小皿たち。ここ『押競満寿』のルーロー飯は、見た目のインパクトから違う。大ぶりの豚バラがごろごろのり、肉の旨味と脂の甘み、舌の上でほろっとほどけていく食感を思う存分楽しめる。食べ疲れしないのは、黒酢漬け玉子やキュウリのガーリック和え、高菜が織りなす酸味のおかげだ。
![レトロで可愛いライト、相撲モチーフのポップな壁画がお出迎え](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/4/1280wm/img_c405db79f8bc6029af5db0e5d9021c471626818.jpg)
![道に面した開放感のあるつくり。休日のランチは行列ができることも](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/1280wm/img_055144ee668a574ec19f5147b0d90f883483019.jpg)
![台湾出身の人気料理家、りてこがメニューを監修。季節で変わる小皿もお楽しみ](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/8/1280wm/img_5815f2da4d6d723e8e517aedc0e3ac7b2597057.jpg)
小皿3種とスープ付きのセットで、大満足の“台湾ランチ”を。
![ルーロー飯セット 1100円](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/9/1280wm/img_c9be73cad4dccf4a76cce8a3741fa9b4124353.jpg)
押競満寿(おしくらまんじゅ)
東京都渋谷区元代々木町25-5
(☎)03-6804-7256(営)火〜金9:00〜17:00、
18:00〜21:30、土日9:00〜15:30(休)月
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/1280wm/img_09e0353b107301c4df903088fbe0791f69230.jpg)
小吃 -SNACK- | 体の中から温まる無添加おやつ3選
午後3時、“ホット”な台湾おやつで小腹を満たそう。
2023.01.04(水)
文=「週刊文春」編集部
撮影=志水 隆