台湾旅行で絶対食べたい！ 現地コーディネーターがおすすめする 最新レストラン特集第1弾

　コロナ禍の影響により、海外を自由に往来できなかった約2年半。残念ながら、この期間に多くの老舗が閉店してしまいました。しかし、去る者あれば、来たる者あり。過酷な状況の中でも、新たにオープンした素敵なお店がたくさんあります。

　そこで、数ある新規店の中から皆さんにおすすめしたいレストランと絶品メニューを、数回に分けてご紹介します。台湾旅行の際に、ぜひ足を運んでみてください。

台北101に誕生した天空の中華料理レストラン

◆捌伍添第 85TD

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　2021年10月、台北のシンボルタワー「台北101」の85階に新たに登場した「捌伍添第 85TD」。「マンダリンオリエンタルホテル台北」内のミシュラン一つ星レストランの謝文シェフを招き入れ、“台湾のよさを世界中の人に味わってもらう”をコンセプトにオープンした中華料理のレストランです。

　ソファー席のインテリアは台湾の鉄道をモチーフにしており、各個室には台湾の山の名前がつけられ、個室入り口の足元にはそれぞれの山の標高が記されています。また、店内の随所に台湾らしいオブジェや芸術品が飾られ、台湾を感じられる仕掛けが満載。

　また、中華料理レストランでは大変珍しく、バーも併設されています。専任のバーテンダーが常駐しており、台湾をはじめとする世界各国の特色を表現したカクテルを楽しむことができます。

捌伍添第 85TDのおすすめメニュー

●焗釀鮮蟹蓋(蟹のオーブン焼き バルサミコ酢添え)／730元

　炒めた玉ねぎをカニの甲羅に敷き詰めてから、まるごと一杯分の蟹の身をほぐし入れ、生地で包んだ上からパン粉をふりかけ、オーブンで黄金色になるまで焼き上げた、手の込んだ一品。レストランの方いわく、必ず頼んでほしい看板メニューとのこと。サクッとした食感と贅沢な蟹の風味がたまらない！

●添第叉燒皇(85TD特製 豚の蜂蜜風味仕立て)／1,080元

　台湾の黒毛豚肉を使ったチャーシュー。シェフ秘伝のタレが食欲をそそります。お酒のお供によし、ご飯のおかずにもよし。どちらとも相性のいいお店自慢の一品で、1日4食限定の幻のメニューです。

●添第咕嚕肉(85TD特製 酢豚)／580元

　酢豚と、その上にあしらわれた飴細工を絡めていただきます。大きめにカットされた台湾産パイナップルがいいアクセントになっていて、ワンランク上の酢豚が味わえます。

●千絲蘿蔔酥(千切り大根と豚肉、小エビのサクサク揚げ 白鳥仕立て)／3個210元

　千切り大根と豚肉、小エビの餡がぎっしり詰まった揚げ物。大根のほんのりとした甘みが引き立つ味わいで、細部にまでこだわった白鳥の美しい形から、シェフの繊細な感性が感じられる一品です。まさに食べる芸術品といえる人気メニュー。

　新たに誕生した天空のレストランで、台北の景色を眺めながら食事を楽しんでください。

2022.12.01(木)
文・撮影＝矢作晃之