◆雲仙の霧氷
11~2月頃にかけて島原半島・雲仙では、樹枝に結晶が氷結し、まるで白い花が咲き誇っているかのように見える、霧氷(むひょう)の光景を観賞できる。
「霧氷とは樹木が氷の結晶に覆われた状態になることで、地元では『花ぼうろ』と呼ばれています。気温0度以下で、霧や雲が発生していることが発生条件となり、この条件がそろわないと見ることができない、貴重な自然現象です。
寒い冬の朝に美しい霧氷を眺め、その後は雲仙温泉で体を温めながらゆっくりと過ごす。そんな特別な朝を体験しませんか」(岩崎さん)
雲仙の霧氷(うんぜんのむひょう)
所在地 長崎県雲仙市小浜町雲仙
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/528
◆長崎市野母崎地区の水仙
長崎半島の南端・野母崎地区は水仙の名所。1月になると水仙が見ごろを迎え、満開の花々と爽やかな香りを楽しみに、多くの人が訪れる。
「野母崎総合運動公園内にある『水仙の里』は、長崎県内で唯一、環境省の『かおり風景100選』に選ばれています。毎年約1,000万本の水仙が見事に咲き誇り、水仙とともに軍艦島も望むことができます。
また、2021年10月には、『水仙の里』の近くに日本で3館目となる『恐竜博物館』がオープンしました。ぜひ野母崎地区をドライブしながら、さまざまなスポットを楽しんでください」(岩崎さん)
長崎市野母崎地区の水仙(ながさきしのもざきちくのすいせん)
所在地 長崎県長崎市野母町
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/409
2023.01.11(水)
文=佐藤由樹