年も押し迫り、寒さも本番。寒さはこたえるけれど、キラキラの冬の風景にひたる時間はとてもロマンティックです。
四季のある日本だからこそ、自然の移ろいを感じられ、その土地でしか見ることのできない絶景を愛でることができる。そんな幸せを噛みしめたいものです。
そんな47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい冬の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は、北海道・東北エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
» 北海道・東北エリアの絶景&風物詩の画像(41点)をチェック!
◆北海道
さっぽろ雪まつり
さっぽろ雪まつりは、札幌市の街を舞台に開催される雪と氷の祭典。会場となる大通やすすきのには大小の雪像・氷像が立ち並び、屋外スケートリンクやステージイベント、北海道の食など、雪国ならではの催しが楽しめる。
「北海道の冬の代表イベント・さっぽろ雪まつりが、3年ぶりに来場型での開催が決定しました。
メイン会場となる『大通会場』では、さっぽろ雪まつりの象徴である大雪像5基を中心に、中小雪像、市民雪像、ウインターアトラクションなどを展開予定です」(「HOKKAIDO LOVE!」スタッフ)
開催期間:令和5年2月4日(土)から2月11日(土・祝)の8日間
さっぽろ雪まつり(さっぽろゆきまつり)
所在地 大通会場・すすきの会場
https://www.snowfes.com/
◆青森県
奥入瀬渓流の氷瀑
奥入瀬渓流は、十和田湖畔子ノ口(とわだこはんねのくち)を起点とする約14キロメートルにわたる渓谷。十和田八幡平国立公園に属し、国指定の特別名勝及び天然記念物の景勝地だ。
「夏は新緑、秋は紅葉と、国内のみならず国外からも観光客が訪れる、青森でも有数の観光スポット。冬の奥入瀬は真っ白に染まり、凍てつく氷点下の寒さによって氷が張られ、時が止まったかのような別世界が広がります。
氷瀑はその情景のひとつ。渓流沿いに点在する14本の滝が凍り、一部が氷柱となった姿を楽しめます。また、渓谷内の滝だけでなく、奥入瀬の森に蓄積された豊富な水量によってがけをつたう水が氷柱となり、あちらこちらで氷のアートが見られます。
この氷瀑の見頃の時期には、夜の奥入瀬渓流を体感できる『冬の奥入瀬氷瀑ナイトツアー』が実施されます。ガイドさんと一緒にバスで夜の奥入瀬を巡るツアーで、専用のライトカーの光で照らされた氷瀑は青や緑に輝き、さらに迫力を増します。極寒の中でしか見られない神秘的な光景に思わず息を吞むはずです!」(青森県観光企画課主査の豊川恭加さん)
奥入瀬渓流氷瀑ツアーの開催期間:開催中~3月12日(日)
奥入瀬渓流の氷瀑(おいらせけいりゅうのひょうばく)
所在地 青森県十和田市大字奥瀬
https://www.towada.travel/blog-posts/oirase-gorge-frozen-bus-tour
◆岩手県
はなまき星めぐりの夜
東北有数の温泉地・花巻温泉郷にある温泉地・花巻温泉。この地では冬限定で、スカイランタンイベント・はなまき星めぐりの夜が開催される。
スカイランタンは、タイや台湾などアジアの熱気球を起源とするもので、もともとは通信手段として活用されてきたもの。しかし、空に舞い上がる光景の幻想的な美しさから祈祷儀式などにも使われるようになり、日本各地でもイベントなどで楽しまれている。
はなまき星めぐりの夜では、花巻温泉郷の対象施設に宿泊するとランタンの打ち上げに参加でき(参加費1,000円)、見学は誰でも自由にできる。
一面の銀世界に温かな色の光が空に浮かぶ様子は感動的で、思い出に残る大切なひとときになるはず。ランタンの打ち上げ後には、数発の花火も打ち上げられる予定だ。
開催日:2023年1月22日(日)、1月29日(日)、2月5日(日)、2月12日(日)、2月19日(日)
はなまき星めぐりの夜(はなまきほしめぐりのよる)
所在地 岩手県花巻市鉛中平36-1 鉛温泉スキー場 ゲレンデ特設会場
https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/special/sky_lantern/index.html
2022.12.24(土)
文=佐藤由樹