この記事の連載

 CREA WEBで大人気の占い連載「オンナの算命学」を手がける東京ケイ子。この連載では、古代中国で生まれた運命を算出する学問である「算命学」をもとに、東京ケイ子が今輝いている“華ある人”の深層に迫ります。

 第三回目のゲストは、ryuchell (りゅうちぇる)さん。前篇では、ryuchellさんの波乱万丈な宿命、そして人生の転機について鑑定しました。後篇は、偶然にも算命学的にちょうど新しいスタート地点に立ったというryuchellさんのこれからの人生についてみていきます。

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そばにいる人が天中殺ではないことも重要に

ケイ子 まさに今、27歳という新しいスタート地点ですが、この10年間は先ほど2つあるとお話した人脈の星がひとつ巡ってくるので、3つになるんです。だから、いい人も悪い人もたくさん寄ってきます。人に助けられる反面、人で苦労することもある、でも夢もロマンもある時期です。なので、注意したほうがいいことを先にお話ししておくと、視野がかなり狭くなる可能性があります。

 王様なので基本、我を通さなくてはいけないんですが、間違った方向に進んでしまうとなかなか気づけなくなります。ですから、「それ、本当にやりたいことなの?」と気づかせてくれる人がいるかどうかでこの10年間の流れは変わります。

ryuchell 今は、会社のスタッフもそうですし、まわりにいるのは本当に信頼できる人たちだけなんです。その人たちに頼ったり、アドバイスをもらったりするのがいいんですね。

ケイ子 はい。ただし、その人たちが天中殺ではないということも重要になります。

ryuchell ああ、なるほど。天中殺が関係するのは、自分だけじゃないということですか。

ケイ子 そうです。私は経営者の方を鑑定させていただく機会も多いんですが、経営は戦略でもあるので、相性など、常にベストメンバーを考えるんです。この人はとても優秀で信頼できるけれど、今は天中殺だから意見を聞くのはちょっと待っておこうか、みたいなこともあります。

 ryuchellさんも今、おそらくベストなメンバーで人生の勝負をしている時なので、まわりの方の運気もかなり重要になるでしょう。そして、2023年からは3段飛ばしで物事が進む時期に入ります。良くも悪くも影響力がある年になりそうです。前回、2015年のような感じですね。

ryuchell ああ、あのちぇるちぇるランド&ヘアバンドのような毎日がまた来ると(笑)。

ケイ子 懐かしいです(笑)。前回はそういう運気が来るとは知らなかったので、気がついたら大波に巻き込まれていたような感覚だったと思います。でも、今回はこの波をうまくコントロールすればいいんです!

 今、私がryuchellさんの宿命やバイオリズムをお伝えすることになったのも、何かのご縁だと思います。次はこうすればうまく乗り切ることができますよ。とお伝えするのが私の役目なのかなという気がしました。

 3段飛ばしの後には反動が来ますが、その勢いをコントロールして、少しブレーキを踏みながら進んで反動を弱めることもできます。でも、それを気にせず、逆に行ける時に行けるところまで行ってしまうというのも芸能の世界では大いにありですし、そこは戦略次第かなって思います。

2022.12.17(土)
文=嵯峨崎文香
写真=深野未季
イラスト=中村桃子