この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

» きのうのレシピ「バーモントえのきのっけカレー」


vol.145「へんじんもっこ」の生サラミのっけパン

「へんじんもっこ」の生サラミのっけパン。
「へんじんもっこ」の生サラミのっけパン。

 いきなり前回の話ですが、しらいのりこさんのバーモントカレー×えのきの回、面白かったなあ。みんな「推しルウ」ってありますよね。そういうの語り合う会、開きたい。

 さて、今回はおなじみの逸品紹介。

 先日、とあるマルシェをのぞいていたら「へんじんもっこ」の商品が並んでいるじゃありませんか。新潟は佐渡島にあるハムやソーセージの工房で、私はここのプロダクツのファンなのですよ。

たまとろサラミ 1,620円/へんじんもっこ
たまとろサラミ 1,620円/へんじんもっこ

 中でも好きなのが「たまとろサラミ」、一般的には固くなるまで乾燥させるサラミを、柔らかさが保てるよう特殊な技術で加工したものだそう。

 ハムともソーセージとも違うフワッとした食感と、強くもあっさりでもない、実にほどよい塩加減がとってもね、うまいのです。きょうは熱々に焼いたくるみパンにのっけて楽しみました。

■材料

・へんじんもっこ「たまとろサラミ」:適量
・好みのパン:適量

■作り方

(1) 好みのパンを厚めに切って、オーブントースターに1分半ほどかける。

(2)「たまとろサラミ」をたっぷりとのせる。

 そのままでいいんですが、ジャムとぜひ合わせてみてください。写真はマーマレード、とても洒落た味わいになります。ブルーベリージャムも相性素晴らしいですよ。刻んだパセリやきゅうりのピクルスなんか加えたらもう最高、白ワインでも開けましょうか。

 「たまとろサラミ」は友人の版画家、坂本千明さんが教えてくれました。各地のおいしいものに詳しい坂本さん、いつもありがとうございます。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2022.12.06(火)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔