この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

» きのうのレシピ「優しいビーフストロガノフのっけライス」


vol.123 牛こんにゃく煮込み丼

牛こんにゃく煮込み丼。
牛こんにゃく煮込み丼。

 牛カレー用肉なんてのが、本日のお買い得でした。どうやら牛モモ肉の角切りのよう。カレーもいいけど、こんにゃくが余ってるので「すじこん」風に煮てみました。モモ肉は脂少なめなので煮込み時間は短く、サクッと作りましょう。

■材料(1人分)

・牛カレー用肉:100g
・こんにゃく:70g
・刻んだ長ねぎ:適量
・ごはん:1膳分

A
・水:100ml
・酒:大さじ1と1/2
・みりん:大さじ1
・砂糖:小さじ2
・醤油:大さじ1/2強
・味噌:大さじ1

■作り方

(1) こんにゃくは2センチ角程度に切り、2分ほどゆがいてざるに上げておく。

(2) 鍋に(1)と牛肉、Aを入れて一度沸かし、中火で10分煮る。

(3) 器にごはんを盛り、牛肉とこんにゃくをのっける。残った煮汁を強火で煮詰めてトロッとしてきたらかけて、刻んだねぎをふる。

 「すじこん」はその名のとおり、牛すじで作るのが本来ですが、私が住む関東エリアって牛すじがなかなか手に入らず、あっても結構高いんですよ。モモ肉は牛すじとは個性が真逆ですけど、これはこれでなかなかおいしい。発見でした。

 そうそう、昨日の豆乳と白味噌を使ったビーフストロガノフ、「へええ!」と声上げてしまいました。「作ってみたくなる感じ」を詰め込むの、ホントのりこさん、うまいねえ。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2022.11.14(月)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔