いよいよ夏本番、抜けるような青空と緑が眩しい季節の到来です。四季があり、自然の移ろいを感じられる日本には、この季節、この土地でしか見ることのできない絶景が数多く存在しています。
そんな「夏の絶景」を集めた「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年夏篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく夏色の景色をお楽しみください。
今回は、公益社団法人ツーリズムおおいたの福元美加さんが選ぶ、夏の絶景をご紹介します。
◆黒島
黒島はレジャースポットとして知られる島で、海水浴場は環境省の「快水浴場百選」の一つに選定されている。海水の透明度は非常に高く、大分県の水質調査でAAランクを誇るほど。浜辺にはヤシの木々が生い茂り、南国ムードが漂っている。
「黒島は臼杵湾内に浮かぶ周囲3キロメートル、標高27メートルの小さな島で、佐志生(さしう)港より渡し舟に乗って5分程度で到着します。
海水浴はもちろんカヌーや釣り、キャンプなどが楽しめ、ちょっとしたバカンス気分に浸れます」(公益社団法人ツーリズムおおいた 福元さん)
黒島キャンプ場(くろしまキャンプじょう)
所在地 大分県臼杵市佐志生
https://www.usuki-kanko.com/sightseeing/黒島
◆花とアートの岬 長崎鼻
周防灘に鼻のように突き出した岬、長崎鼻。国東半島の大自然を、「見る」「聞く」「触れる」「香る」「食べる」の五感で楽しめるリゾートだ。
「8月中旬~9月上旬頃には、約16ヘクタールの花畑に160万本ものヒマワリが咲き誇ります。
デジタルアートの美術館やオノ・ヨーコさんをはじめとする国内外のアーティストの作品が点在し、『花×アート』が楽しめますよ!」(福元さん)
花とアートの岬 長崎鼻(はなとアートのみさき ながさきばな)
所在地 大分県豊後高田市見目4060
https://www.nagasakibana-oita.jp/
2022.07.02(土)
文=佐藤由樹