#4 「キレイ」よりまず「希望」を優先する化粧品ブランドの台頭

2:毛穴汚れや皮脂を除去し、潤いを守ってつるんとなめらかな肌に洗い上げる酵素洗顔パウダー。カネボウ クラリファイング パウダー ウォッシュ 0.4g×32個 3,300円/カネボウインターナショナルDiv.
新生KANEBOが「I HOPE.」をスローガンに、キレイ以前に「希望」をもたらすことを約束するブランドとして再デビューしたのは記憶に新しいが、確かにそれ、化粧品の本質を突いている。
化粧品の買い物が時に服の買い物よりもワクワクするのは、服はお初に着た日をピークに後は慣れていくだけだが、化粧品はいつか必ずキレイになれるという最大級の夢を日々叶えていく継続効果があるから。
使えば使うほど期待が膨らむ。それこそが化粧品だけのプラセボ効果。希望効果は侮れない。
カネボウ化粧品
フリーダイヤル 0120-518-520
https://www.kanebo-cosmetics.jp/
#5 塗るより飲む方が効くに決まってる? いよいよ飲むスキンケアの時代

2:美白シリーズとして名高いHAKUから、初のサプリメントが登場。L-シスチンとビタミンCをダブルで配合。内側からの輝きを引き出す。HAKU 美容サプリメント 90粒(約30日分)5,400円/資生堂
3:透明感をサポートする物質マイオネクチンの発現量を増やすマイオMGエキスを配合。ホワイトショット インナーロック タブレットIXS 60粒(約30日分) 6,696円/ポーラ
この市場、なぜか“塗るもの”が最強で、インナーケアや美容機器は補完的なものと見られがち。でも本当だろうか。
例えばエナジードリンクは飲んですぐ体がカーッと熱くなる。これは成分が瞬時に体を駆け巡る証で、即効性から言えば美容成分も飲む方が早いはずなのだ。
確かに飲む美容には怪しげなものも存在するが、昨今は飲むことのメリットを十二分に生かした、飲むエイジングケアがその効き目を惜しみなく見せ始めた。
この動向、見逃さないで。
日清食品
フリーダイヤル 0120-993-557
https://www.nissin.com/jp/products/items/10863
資生堂
フリーダイヤル 0120-81-4710
https://www.shiseido.co.jp/haku/
ポーラ
フリーダイヤル 0120-117111
https://www.pola.co.jp/brand/whiteshot/
2022.06.30(木)
文=齋藤薫
撮影=釜谷洋史
CREA 2022年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。