休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、長野県観光機構の藤川晃子さんが選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆小川村の桜山
長野市から車で40分程の小川村では、見事な一本桜で有名な「番所の桜」「立屋の桜」のほか、この名所に隣接する桜山で、斜面に咲くたくさんの桜と雄大な北アルプス連峰とのコラボレーションが楽しめる。
「小川村は、長野のソウルフード『おやき』も有名ですが、さらに最近素敵なレストランやカフェなどが増えている注目エリアなんです。地元でも人気がありますが、県外からのお客様も多いそうですよ。
少し不便な場所ですが、桜がきれいな場所です。絶景は間違いなしの小川村へ、ぜひお出かけいただければと思います」(長野県観光機構 藤川さん)
小川村の桜山(おがわむらのさくらやま)
所在地 長野県上水内郡小川村
http://kankou.ogawamura.jp/
◆中山高原の菜の花と北アルプス
標高900メートル、大町市にある中山高原は、NHK連続テレビ小説「おひさま」のロケ地にもなった名所。
「春には一面菜の花が咲き、秋には一面そばの花が咲きます。天気の良い日には、北アルプスをバックに花畑を楽しめます。
高原にはジビエ料理の農園カフェや自家焙煎珈琲の喫茶店があり、高原の風景を眺めながら味わえるのも魅力。
4月15日(木)には立山黒部アルペンルートも開通しますので、足を延ばして北アルプスエリアの白馬村や小谷村へのドライブもおすすめです」(長野県観光機構 藤川さん)
中山高原の菜の花と北アルプス(なかやまこうげんのなのはなときたアルプス)
所在地 長野県大町市美麻新行14890-1
https://kanko-omachi.gr.jp/spot/nakayamakougen/
2022.03.17(木)
文=CREA編集部