東京にナシカンダー専門店がやってきた!
こんな日が来るなんて、感無量です! 懐かしいスパイスの香りに、おなじみのカラフルなメラミン皿。その上には、チキンとイカのカレー、ごろごろ野菜のスパイス炒め、半熟卵などが、皿からあふれんばかりに盛られています。
![頑丈で軽いメラミン皿は、マレーシアの屋台でおなじみ。複数の料理がワンプレートにぎゅうぎゅうに盛られているカオスな感じも現地そのもの。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/2/1280wm/img_72f8d2bb179108605f80fa5a64c3f2d3131822.jpg)
もしや店の扉は「どこでもドア」だったのでは⁈ と思うほどマレーシア感満点のここは、東京・大手町、2月にオープンした「ゼロツーナシカンダールトーキョー」(以下ゼロツー)。日本初、マレーシアのナシカンダーを再現した店です。
ナシカンダーとは、マレーシアで発展したカレー食堂のこと。インドにルーツをもつ人々が、ご飯(ナシ)とおかずを天秤棒(カンダー)で売り歩いたのが始まりといわれ、現在はカレーを中心としたスパイス料理を提供する食堂に。
店頭に料理が並んでいて、そこから好みの味をチョイス。それらをワンプレートで楽しむのが、ナシカンダーのお決まりのスタイルです。
「ゼロツー」でも、ライス、メイン、副菜、カレーの4つのジャンルから好きな味を選んで、Myプレートを完成させることができます。
![カレーは6種あり、そこから2種選ぶ。右から、チキン、エビイカ、季節野菜、ダール・フライ、短角牛、ダッグマサラ(期間限定)。スパイスの風味は濃厚だが、辛さはマイルド。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/5/1280wm/img_a5b665d390766b9a0dfbc8555d293e0b168817.jpg)
![料理が目の前に並んでいるので、実際に見て選ぶことができる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/5/1280wm/img_9559802c7c2fc7f3960620bb08561596153894.jpg)
![会計はサンドイッチチェーン「サブウェイ」と同じスタイル。料理が全て盛られたら、会計を済ませ、プレートを受け取って席に着く。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/0/1280wm/img_004fcdd942fbea823c1b0c320ece722b61846.jpg)
2022.03.17(木)
文=古川 音(マレーシアごはんの会)
撮影=新田知沙