2021年にCREA WEBで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。カルチャー部門の第2位は、こちら!(初公開日 2021年5月20日)。

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飼い猫との暮らしは同棲3~4年目の距離感⁉

 お笑い芸人さんに一緒に暮らすペットを紹介してもらう連載「お笑い芸人の“うちの子”紹介」。

 第4回に登場いただくのは、『有吉の壁』『デカ盛りハンター』などへの出演で注目を集めているパンサー・菅 良太郎さん。

 2013年から実家でロシアンブルーのアン、ラグドールのラグ、ノルウェージャン・フォレスト・キャットのノルと、1人暮らしとなってからはアンと生活しています。

 レギュラー番組の企画で3匹同時に飼うことを決めたという菅さん。小さい頃から猫と暮らしていたことで、お世話は慣れたもの。甘えることがほぼないというアンとは、プライベートを尊重し合った同居を楽しんでいるようです。

「いつか飼う猫のためにずっと貯金してたんです」

――3匹の猫と暮らしていた実家を離れて、今はそのうちの1匹と暮らしているんですよね。

 今はロシアンブルーのアンと暮らしています。元々、実家で3匹飼っていたんですけど、4年くらい前、1人暮らしをするために3匹連れて出ようとしたら、母親から1人だと一気に面倒みられないだろうと言われて。

 本当は1人でも3匹の面倒はみられたはずなんですけど、母親は気に入ってるラグドールのラグを手元に置いておきたかったようなので、ラグは実家に置いて出て。

 同じタイミングで、飼ってた犬が亡くなってペットロスみたいになってしまった5つ上の姉ちゃんから、姉自身が一番可愛がっていたノルウェージャン・フォレスト・キャットのノルを譲ってほしいと言われたので譲ったんです。

うちの子ベストショット①

――小さい頃から、猫はお好きだったんですか?

 好きでしたね。生まれたばかりの頃なので覚えてないんですけど、俺、心臓病だと間違えられてしばらく入院していたことがあったみたいで。その頃、家には姉ちゃんが可愛がってた猫がいたらしいんですけど、俺がそういう病気だから飼えないっていうことになって知り合いにあげちゃって。譲ってから実は心臓病じゃなかったってわかったらしいです。

 そこから猫をもう1匹飼っていて、そのあと犬を1匹飼っていました。

 猫は本当にずっと好きで、3匹を飼う前は谷中へ行って街中にいる猫を見たりしてました。江の島は車が入れないので、猫を見るにはすごくおすすめです。そんなことをしながら、いつか飼う猫のためにずっと貯金してたんです。

 どのタイミングでどんな猫を飼うか、明確なビジョンがあったわけではなく、保護猫だとかペットショップだとか何も考えずに貯金だけしていく中で50万円くらい貯まったっていう話を(当時レギュラー出演していた)『やすだの歩き方』っていう番組のディレクターさんに話したら、翌週には俺が猫を飼うためにペットショップへ行く企画ができていたんです。

――で、番組の収録で訪れたペットショップで3匹同時に飼うことになったんですね。3匹を選んだ理由は? ピンと来たものがあったんですか?

 ピンと来たんですかねぇ。何も飼わない可能性もありましたし、1匹にするか2匹にするかも含めて何も考えてなかったんですよ。けど、実家の犬が1匹だけで寂しそうだったので、複数にしようかなと。

 で、2匹だと仲が悪くなった時によくないかなと思って3匹にしたんだったと思います。結局、全然関係なかったですけどね。それぞれ好きなところにいますし、今1匹ですけど3匹で暮らしていた時と様子は変わらないですし。

――名前を種名からとっているのは、何か理由があるんですか。

 店員さんがそう呼んでたからですね。名前というか、愛称としてそう呼んでいて。ロシアンブルーだけはロシが言いにくかったんでアンにしましたけど、他の2匹は呼び方を変えると猫がパニックになるかもしれないと思ったのでそのままにしました。

2022.01.06(木)
文=高本亜紀
撮影=平松市聖
写真=菅良太郎