海外旅行が難しい今は、日本の美しさを見つめるチャンスです。
今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、CREA編集部が選ぶ、栃木県の冬の風景4選をご紹介します。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!
◆湯西川温泉かまくら祭
湯西川温泉かまくら祭は、毎年1月下旬から3月上旬まで開催される、湯西川温泉の冬の一大イベント。温泉街が銀色に染まり、非日常の世界を堪能できる。
会場には趣向を凝らしたさまざまな演出が用意されるが、中でも一番の見どころは、日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」に認定された、河川敷に広がる約800個のミニかまくらのライトアップ。
かまくらに灯るロウソクの光が立ち並び、闇夜に煌めく光景は神秘的で、「死ぬまでに一度は見たい絶景」にも選ばれている。
湯西川温泉かまくら祭(ゆにしがわおんせんかまくらまつり)
所在地 栃木県日光市湯西川1042
https://www.yunishigawa.co.jp/event/winter.php
◆雲竜渓谷
女峰山の中腹にある渓谷、雲竜渓谷は、関東屈指の氷瀑の名所。厳冬期の1月下旬から2月中旬頃には、幾筋もの滝が氷結して落差約120メートル、幅約100メートルにも及ぶ氷瀑や氷柱群の氷壁ができる。
以前は知る人ぞ知る秘境であったが、今では氷瀑トレッキングやアイスクライミングを楽しみに多くの人が訪れる人気スポット。
晴れた日にはこの氷の神殿のような氷壁が陽に照らされて、キラキラと輝く神秘的な光景を観賞できる。
雲竜渓谷(うんりゅうけいこく)
所在地 栃木県日光市日光
https://www.city.nikko.lg.jp/kankyou/gyousei/shisei/kankyou/mizu100-3.html
2021.12.20(月)
文=佐藤由樹