近年は法律婚ではなく、あえて事実婚を選択するカップルが増えています。事実婚を選ぶ理由はさまざまですが、法律婚の枠にこだわらない自立した女性が増えているのかもしれませんね。
ただ、事実婚には、良い面とデメリットを感じる面があるよう。そこで今回は、実際に事実婚を選んだカップルの体験談をご紹介します。
法律婚ではなく事実婚を選ぶ3つのメリット
日本は法律婚を選択する夫婦が大多数ですが、実は事実婚を選ぶことで多くのメリットを得られるのです。どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
◆1.法律上の複雑な手続きが必要ない
法律婚の場合、婚姻届の提出に加え、夫婦どちらかが銀行口座やクレジットカード、パスポートなど各種制度における氏名変更の手続きを行わなければいけません。
一方事実婚はそもそも籍を入れないので、法律上の面倒な手続きは発生しないのです。特に女性に強いられがちな氏名変更の手続きは、仕事が多忙な人にとっては面倒に感じることもあるはず。
夫婦別姓でいられるのはメリットだといえますね。
◆2.関係を解消しても戸籍に影響がない
通常、法律婚の場合は関係を解消するときは離婚届を提出しなければいけません。その際、お互いの戸籍には離婚した旨が記載されることになります。
一方事実婚は籍を入れていないので、関係を解消したとしても戸籍に影響が出ることはありません。戸籍上でいわゆるバツが付かないのです。
戸籍上の問題なので日常生活にはさほど影響はありませんが、事実婚を選ぶうえでメリットと感じる人が多いようですね。
◆3.事実婚は対等な関係を維持できる
事実婚を選んだ場合、妻や夫といった婚姻関係に縛られず対等な関係を保てるのも大きな魅力です。「男性が外で働き、女性が家庭を守る」といった古い価値観に捉われることもありません。
事実婚はお互いが自立し、法律で認められた戸籍に縛られない新しい夫婦関係を構築できます。事実婚は、対等な関係を求めるカップルにとって最適な手段なのです。
2021.11.29(月)
文=bridge