街をメインフィールドとする動物写真家の佐々木まことさんが、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は100万枚超! そのなかから厳選した傑作の数々をご紹介します。


vol.097

「お客さん……“にゃん防”とやらのお達しでニャ……20時閉店、マタタビの提供は19時までだけれどイイかニャ?」

●Shooting Memo

終わりが見えないコロナ禍……。2回目の夏を迎えております。
いまだに地域によって「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が実施されておりつつも「世界的スポーツの祭典」は開催されているという……。
なにがなんだか訳が分からない状況の今年の夏だったりします……。
私の住む大阪府でも「まん延防止等重点措置」の真っ最中でして、今の時期は日没までも長くて19時過ぎまで撮影していたりしますので、帰りに晩飯でも食べようかと思いましても飲食店はオーダーストップになっています……。
写真は3年前の秋に北海道の実家へ帰省したときに、いつも撮影に行きます「港」にて撮影しました!
住み着いている野良にゃんこのために作られた猫ハウスに、寒くなる時期なので付けてもらった風除けの布が……。「居酒屋の暖簾」みたいに見えまして……『居酒屋の暖簾から顔を出す店主にゃんこ』をイメージしてしまいました♪

佐々木まこと(ささき まこと)

動物写真家。1968年北海道江別市生まれ、大阪府堺市在住。大阪芸術大学芸術学部写真学科を卒業後、同大学研究室に勤務。その後、'99年よりフリー。「わんこ」「にゃんこ」「どうぶつ」を関西圏を中心に全国津々浦々で神出鬼没にてストーカー撮影中。個展やグループ展などにも多数出展。著書に『ぼく、となりのわんこ』(オークラ出版)、電子書籍『となりのわんこ。vol.1~vol.3』(鈴屋出版)がある。最新写真集は『のらのいる風景』(鈴屋出版)。

Column

佐々木まことの犬猫脱力写真館

佐々木まことさんは、主に街をメインフィールドとした動物写真家。これまで、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は、ゆうに100万枚を超えます。この連載では、その中から厳選した傑作の数々を一枚ずつご紹介していきます。

2021.07.28(水)
撮影・文=佐々木まこと