マレーシアやシンガポールで人気の朝食といえば、カヤトースト。
カリッと焼いた食パンに、ココナッツミルクと卵でつくるカヤジャムをサンドしたもので、現地では珈琲と温泉卵をつけてセットで楽しむのが定番。
![トーストにサンドするのは、カヤジャムとバター。カヤジャムの甘さとバターの塩気が混じり合う、やみつき必至の味。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/1280wm/img_d01c94f3369c87c68f7cc68eb8d04a4e122215.jpg)
カヤジャムが生まれたのは今から100年ほど前。中国から渡ってきた海南人が、西洋でおなじみの果実のジャムを、マレー半島で豊富に収穫できるココナッツミルクで再現したのが始まりだそう。
![カヤジャムはカスタードに似たリッチな甘さ。香りづけに、パンダンリーフというアジア料理でよく使われるハーブのしぼり汁を加える。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/1280wm/img_78c562bba0088b151fff3541d469d57297325.jpg)
カヤジャムの作り方はいたってシンプルです。材料のパンダンリーフさえ手に入れば、香り豊かな絶品カヤジャムが自宅で簡単にできます。
2021.06.06(日)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)
レシピ協力=チャーさん(マレーアジアンクイジーン店主)