次第に日射しの強さを感じるようになってきた今日この頃。眩しさ&紫外線対策に加え、お洒落も叶うサングラスをもっと気軽に取り入れてみませんか?

 とはいえ、マスクの着用が欠かせない現在。サングラスで目元まで隠れると怪しく見えてしまうことも……。そこで、マスクと相性の良いサングラスの選び方についてアイウェアセレクトショップ「G.B.Gafas SHIBUYA」の漆畑博紀さんに伺いました。

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旬のクリアカラーはマスクとの相性も◎

――前回は、サングラス選びの基本を教えていただきました。ですが、マスクで顔の半分が覆われてしまっている現在、サングラス選びのハードルが上がっていますよね。

漆畑 そうですね。これまで以上に目元に視線が集まりやすく、フレームやレンズのカラーが濃いと、より威圧感が漂ってしまうかもしれません。ですので、今年は主張の強すぎないデザインを選ばれる方が増えています。

――たとえば、どういったものですか。

漆畑 人気が高いのは、現在のトレンドでもある淡いクリアカラーのプラスチックフレームですね。フレームの色が濃いと存在感が強くなりがちですが、透け感があることで印象がだいぶ和らぎます。一昨年ぐらいから多くのブランドが打ち出すようになったこともあり、バリエーションも豊富に揃っています。

――たしかに、肌の色が透けて見えるから顔馴染みも良さそうです。

漆畑 女性は、マスクのカラーや柄でお洒落を楽しむ人も多いですよね。そうした場合でも、透け感があるとバランスが取りやすいでしょう。

 また、クリアカラーは重たくならず、清涼感も演出できるので、そうした面でもこれからの季節におすすめです。すでに黒やべっ甲柄などを1本持っているという方の次の選択肢としても、着こなしに変化がつけられて良いと思います。

2021.05.24(月)
文=伊藤美玲
写真=平松市聖