グレーのレンズならナチュラルな視界に

――サングラスは、レンズカラーも選ぶためのポイントになると思います。初心者におすすめのカラーはありますか。

漆畑 グレーは色の再現性が高く、視界がナチュラルなので使いやすいレンズカラーだと思います。見た目も落ち着いているので、季節を問わず使いやすいのも特徴です。グレーを基準に、そこから離れるほど視界にはクセが出てきます。

――試着の際は、見た目の印象と、レンズ越しの視界と、両方のチェックが必要ですね。

漆畑 グレーをベースに、青みの強い色ならクールな印象に。視界も青みがかるので、メンタル的な清涼感も得られます。赤みが入ってくると、肌の色を明るく見せてくれる効果も期待できます。

 赤みの入った色といえば、ブラウンも定番です。ただ、ブラウンのレンズはべっ甲柄など茶系のフレームと合わせると、秋冬っぽい雰囲気になりがちなので、夏のサングラスには少々重たい印象になってしまうかもしれません。フレームのレンズカラーとの組み合わせも注意です。

自分好みのカラーレンズでアレンジしてもOK

――フレームとレンズカラーで印象も大きく変わってくるんですね。

漆畑 その点で、皆さん以外とご存知ないんですが、眼鏡店であればサングラスのレンズカラーを変更することも可能です。「フレームデザインは気に入ったけど、レンズカラーが好みでない」といった場合、サンプルレンズから好みのカラーを選んでいただくことも可能です。眼鏡フレームに、カラーレンズを入れてサングラスにすることもできます。

――それなら選択肢の幅が、ぐっと広がりますね。

漆畑 その際、フレームとレンズのカラーがバラけないように組み合わせるのがコツです。たとえばフレームが2色使いであればレンズカラーを同系色にするなど、全体を2色以内でまとめたほうが、お洋服とのコーディネートもしやすいでしょう。

――組み合わせを考えるのも楽しそうです。

漆畑 そうですね。ご自身にとって使いやすいデザインとレンズカラーを組み合わせれば、よりデイリーに活躍する1本を作ることができるはずです。

G.B. Gafas SHIBUYA

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