ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(沖縄県石垣市)

「SALTIDA(サルティーダ)」の「アカマチのカルパッチョ」
https://www.anaintercontinental-ishigaki.jp/ja/restaurants/saltida/

 2020年7月誕生したクラブインターコンチネンタルの肝いりが“1棟まるごとクラブインターコンチネンタル”。車もラウンジ目の前に横付け。専用キーで棟へアクセスするため、建物にいるゲストは全てクラブインターコンチネンタルのゲスト。ラグジュアリー感満点のクラブラウンジだ。

 ホテルご自慢のダイニングは「SALTIDA」。石垣島の大地と海の恵みをグリルで味わう醍醐味を感じるビストロ。水揚げ鮮魚のグリルや看板メニューのTボーンステーキファイヤーグリルにも唸るが、アカマチのカルパッチョは感動的。アカマチとはハマダイのことで沖縄3大高級魚のひとつとされている。カルパッチョにマッチする食感と味わいだ。

 

大江戸温泉物語 鬼怒川観光ホテル(栃木県日光市)

「夕食バイキング」の「極上本マグロ」
https://kinugawa-kanko.ooedoonsen.jp/restaurant/

 ラグジュアリーからビジネスホテルまで、ブッフェ体験の際に担当者に聞くのが「大江戸温泉のディナーバイキング行ったことありますか?」。食材や内容もさることながら、ブッフェボード、照度、料理の温度管理、会場の動線に至るまで1泊2食の宿泊料金からは信じがたい高バリューな大人気バイキングだ。作り上げたのが大江戸温泉物語の最高料理顧問・高階氏。この人なくして大江戸温泉物語のバイキングはない。

 いまや「大江戸温泉物語といえばバイキング」といわれるほど。シーズンにより内容は異なるが、ローストビーフやステーキといった肉料理や、宇都宮餃子などのご当地メニューにも注目。また、蟹や本まぐろ食べ放題など海の幸を贅沢に使っているのも印象的だ。何より感心するのが、一番美味しい瞬間に味わっていただきたいと料理の温度を1品ずつ測っていること。すべてのメニューが最も適した温度で提供されるように気配りされているという。

2021.05.13(木)
文=瀧澤信秋