「忘れると教えられない!」という緊張感
教えるためには、内容をしっかりと理解する必要がある。学ぶ側からの質問でも新たに学ばされることも少なくない。また、教える行為そのものに、頭の中を整理して、自らの理解を深める効果があると感じます。──と、完全に教える側の話をしてしまいましたが、ネトイスコらの実験が面白いのは、勉強するときに、後に誰かに教えることを前提に学ぶと「思っているだけ」という点です。
それを意識すれば、より緊張感や集中力、注意深さを持って学んだり、深堀りしたりします。また、「忘れると教えられない!」という緊張感が、短期記憶にも強く作用し、さらに長期記憶にしっかりと移行させる必要性を脳に実感させるのでしょう。
みなさんもぜひ、後で誰かに教えるつもりで学んでみてください。
ただし、思っているだけだと脳が慣れて「うそだな」と思ってしまうかもしれないので、家族、友人、恋人など、実際に誰かに説明するような機会を強制的に設けるのがおすすめです。そうすれば、さらに高い効果が期待できるはずです!
まとめ
何かを覚えたり、理解したりするときは、そのことを後から誰かに教えるつもりで取りかかると学習効果が格段に上がる。
絶対忘れない勉強法
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「絶対忘れない勉強法」
2021.04.13(火)
文=堀田秀吾
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