いつも通りに生活をすることが難しい世の中になって約1年。

 「買い物もままならない中で、どう食材を使いまわしていくか、日ごろから続けていたことですが、さらにもっと賢く生活できないかと工夫しながら生活をしました」と言う料理家の飛田和緒さん。

 食材の扱い方の基本を通して、おいしく食べきるにはどうすればいいか、30数年の主婦生活と料理家として仕事を続けてきた20数年の経験が詰まった飛田さんの著書『時間も食材も賢く使う飛田さんの料理の工夫』からひとつの素材について、おいしく食べきるための扱い方や工夫をご紹介します。


1個丸ごとゆでて使いきり「キャベツ」

 1個丸ごとゆでて使いきります。ゆでながらはがせば簡単。

■キャベツのゆで方

(1)キャベツの芯の周囲に包丁の先で切り込みを入れ、芯を除きます。

(2)大きめの鍋に湯を沸かし、キャベツを丸ごと入れて。

(3)キャベツが自然にはがれてきたら、トングなどで1枚ずつはずします。

(4)はずしたキャベツは、ざるに上げて水気をきり、冷まします。

◆ゆでキャベツの残りで「チーズオリーブ油あえ」

■材料と作り方(2人分)

 ゆでたキャベツ適量は熱いうちにざく切りにし(熱いので注意)、塩二つまみ、溶けるチーズ(シュレッドタイプ) 50g、オリーブ油大さじ1を加えてあえる。

2021.03.28(日)
文=飛田和緒