手軽に本格的な味を楽しめるインスタント・ビーフン!

老鍋米粉
◆健康蔬食湯米粉(ベジタリアン用・インスタント麺) 40元
◆南瓜米粉(カボチャ味のビーフン) 100元
◆米粉蝦餅(米粉の海老せん) 100元

 台湾の北西部・新竹のビーフン(米粉)。山から吹き降ろす冷たい風によってコシのあるビーフンは、この地の名産となっています。

 「老鍋米粉」は新竹にあるビーフンの老舗。現在は六代目が切り盛りし、現代的な設備を用いながらも、伝統的な製法を守り続けています。ここでは純度100%の台湾産の米を特殊な低温研磨設備で粉にしており、お米の風味がより濃く感じられます。

 おすすめはインスタントビーフンで、熱湯を入れて蓋をし、5~6分蒸らすだけで本格的なビーフンができあがります。肉そぼろ入りもありますが、日本に持ち込めるのはベジタリアン用のみ。

 シイタケでダシを取ったスープにワカメも入っているので、塩味の効いた深みのある味わいとなっています。自分で野菜を加えてアレンジしても美味しくいただけます。

 料理がお好きな方はビーフン麺のみを購入することも可能。カボチャやタロイモ、ニンジン、ゴボウなどを練り込んだものもあり、ひと味違った美味しさが楽しめます。

 さらにおやつにおすすめなのが、米粉を用いた海老せんべい。パリパリとした食感と海老の風味がやみつきになります。

 その昔、台湾では宴会料理の際に余った米粉でスナック菓子を作る習慣があったそうで、懐かしい味わいとしても人気があります。

2021.01.17(日)
文・撮影=片倉真理